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2002年08月20日

【流通】消費者の情報に対する意識が重要!

――食品総研など、「青果ネットカタログ」を開発――


  ま: 昼ご飯。。。何にします?
   もう夏真っ盛りですからね。。。

あ: あっさり系でいこう!

ま: 冷やしたぬきなんてどうです?

あ: 遠慮しとくよ。。。
   ちょっと苦手な「具材」が入ってるから

ま: や・さ・い ですね!
   しかも生野菜。。。
   どうしてこのおいしさがわかんないかなぁ

あ: 人には好みがあるでしょ
   たまたま僕の場合は野菜が苦手なだけ!

ま: 珍しいですよ「あ:」さん
   だって野菜カテゴリー丸々ですもんね
   普通はにんじんとかきゅうりとか一つなんですが

あ: いいの! 立派に成長したんだし

ま: 立派かどうか知りませんが・・・
   最近は農作物の品質に対する
   消費者の意識も高まってますからね

あ: 僕的には高まってないんだけど・・・
 
『食品総研など、「青果ネットカタログ」を開発』

独立行政法人の食品総合研究所などが、インターネットで野菜や果実など1700品目の原産地を確認できる「青果ネットカタログ」を開発、19日から利用を始める。産地の偽表示などで広がっている消費者の不信感をぬぐう施策の一環で、各地の農業協同組合などに参加を働きかける。食品総研のほか、食品流通構造改善促進機構など農水省所管の機関が共同で開発した。野菜や果実の生産者がまず、その栽培地や有機農産物の認証の有無、自分の連絡先などを登録する。8けたの認証番号が発行され、生産品目にその番号を記したラベルを張る。流通業者や消費者がネットカタログのホームページでその番号を打ち込むと、商品情報を検索できる仕組み。

ま: よく考えますと。。。
   農業ってメーカー機能ですよね
   機械的に作るか? 自然の力を利用して作るのか?
   違いはありますけど

あ: そうそう
   身近なようで身近じゃない、、、農業

ま: 僕は身近ですよ

あ: そりゃぁ「ま:」さんは身近でしょう
   家の周りにもいっぱい・・・

ま: ハイハイ
   どうせ田舎に住んでるってバカにしてるんでしょ!

あ: 違うよ〜
   いいトコに住んでるって言いたかっただけだよ
   最近になって生産者の顔が見ることが出来るけど
   実際 野菜や果物を買うのって小売店でしょ
   なかなか生産者って見えなかったし。。。
   見ようとする必要もなかったからね

ま: 今では写真入りで生産者の方々を紹介したり
   品質に対する意識も高まってますから

あ: その品質に関する情報発信手段の一つとして
   Webの活用を始めるようなんだけど
   特に食べるものに関する情報だけに
   消費者にとっても更に関心も高まってきそうだね

ま: そう言えば農作物の生産者って
   まだブランド化していませんよね
   品種ではありますけど

あ: なかなか生産者の「顔」が見えにくいっていうか
   もともと農協 → 小売り → 消費者っていう
   大きな流通経路があるから
   直接消費者への販売はごくわずからしい

ま: でもこのところ・・・ 農協を通さずに
   自ら販売を始める方々もいらっしゃるようですね

あ: 私企業を設立し
   大手スーパーをはじめ
   外食産業への直納も提案しているようだし
   これによって生産者自身が
   お客さんを見ようとする事によって
   作り方や作るモノ自体も大きく変わってくるようだね

ま: 変わりますか?
   農作物って そんな事で変わるんでしょうか???

あ: いやいや 単純じゃないんだよ!
   消費形態に合わせた生産方法へ変わってきたりしてるんだよ
   例えばCVSでパッケージされる事を前提とした生産
   キャベツ、レタスとか、大きさをちょうどよく、、、

ま: ほほう・・・ なるほど
   あらかじめ販売商品の形態に合わせて
   農作物を育てていくって事ですね

あ: 生産者って最終消費者と直接売買する事って
   実はそんなにあるケースじゃないでしょ

ま: ネットの普及で
   いろいろ課題も出てきているようです

あ: 消費者自身が商品の安全性や品質に対する
   生産者からの情報を必要としている時代
   消費者にとって 今まで見えなかった企業像や取り組みが
   見えやすくなってくる

   例えば今回の農業の生産者にしても。。。
   そしていわゆるメーカー、OEM先の情報など。。。
   消費者にとっても販売元とは
   異なる「生産者」情報が見えてくるわけで
   BtoB取引を中心としてきた有名企業にとっても
   最終消費者を今まで以上に意識した
   取り組みが必要になってくるんじゃないかな
   大きなチャンスという事!

ま: なるほどね!!
   消費者が商品の品質や製造過程に関する情報に対して
   意識が高まってくればくるほど
   今まで隠れた存在だった企業にも脚光が集まるって事ですね

あ: そこからどう展開すべきなのか?
   既存の流通構造における慣習も含めて
   大きく改革されてくるよ
   消費者の情報を求める声によって。。。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:29| 流通