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2002年08月21日

【流通】考えるコラボレートで消費者心理を突く!

――トリンプ・森永製菓、共同で販促――


  あ: 「ま:」さん、
   またコーラ飲んでるの!?

ま: ゲプッ。。。
   いやぁ〜景品のマウンテンバイク
   が欲しくて 欲しくて

あ: あ〜 ポルシェがデザインしたという
   あれだね

ま: そうなんです!
   当るまで飲み続けますよ

あ: 買う方が安くついたりして・・・

ま: (それってどれだけ飲めば・・・)
   んー何ていうのでしょうか
   こういうコラボレーションモノって
   お金では買えない価値を
   感じるんですよね。。。
   「あ:」さんも飲んで下さいよ!一緒に

あ: そうだねぇ〜 汗かいたし1本協力するか
 
『トリンプ・森永製菓、共同で販促』

女性下着メーカーのトリンプと森永製菓が共同販促を実施。トリンプのブラジャーを試着すると森永製菓の新製品を無料配布する。トリンプの主力ブランドである「天使のブラ」と森永製菓のコーポレートシンボルである「天使のマーク」を結びつけた。お互いの商品を活用することで集客力の向上を狙う。

ま: 商品名と企業イメージが共に
   『天使』である事を利用したコラボレーション!
   これまた意外な組合せですよね

あ: 商品・企業としてのコンセプトが
   ブランド確立や販売促進に重要になってくる
   知識情報化社会において消費者がもつ
   商品や企業のイメージってますます大切になってくる

ま: 今まであったコラボレートって・・・
   例えば、BOSSauのCMや
   一番絞りとなべぞこ大根のクロスマーチャンダイジング。。。
   『見せる』カタチのPRが多かったですね

あ: そうそう
   これまでは一度コラボレートをしているという表現が
   必要だったような気がする
   何かのカタチにして目で見てイメージできるようにね!

   でもこれからは
   消費者の頭にあるイメージと結びつけるような
   コラボレート手法が今後は増えてくるかもね

ま: (消費者の)目でリンケージさせ
   直接的に訴える手法から
   消費者自らがコラボレートの意味に気づくような手法も
   より満足度が高く、購買意欲につながるかもしれませんね

あ: 消費者自身の頭の記憶(イメージ)を
   シナプスによりリンケージさせるように・・・
   消費者自身に訴える広告・マーケティング
   そして消費者に考えてもらう広告・マーケティングも
   インターネット普及時代の知識情報化社会においては
   新しい満足なのかもしれないね

ま: モノ単体での満足と
   何かしら情報を処理したという満足の違いですね

あ: 商品の品質知識、素材、製法、イメージ
   そしてコラボレート etc...

   モノを購入するにせよ
   そのモノに対する付加情報を得ることによる満足度
   つまり知的価値を付加させることも
   これからの価値交換において
   重要度が増してくるって事!

   食品をはじめ商品に対する品質面での
   情報に対する消費者の意識が高まっているでしょ
   同じモノを買うにしても
   以前より多くの情報を処理しながら
   買い物するようになってる
   食品以外でも より付加価値の高い商品においても
   知的価値が付加されるような気がするんだよ

   例えば海外の高級ブランドにしても
   品質が高いことはみんな知ってるけど
   何が?どう?高いのかって・・・
   意外に知らないんじゃない?
   その辺りの情報を知的価値として提供していく事が
   大切なんじゃないかな

ま: 今回ご紹介したコラボレーションも
   そういう意味では興味ありますね
   試着した時にお菓子が出て来るんでしょ!?
   なんで!?って考えると・・・
   あっ! 天使!ってね

あ: まぁ そういう人ばかりでもないと思うけど・・・
   他にもいろんなコラボレーションも始まるかもね

ま: じゃあ 牛乳石鹸とランボルギーニの
   コラボレートも??

あ: それはないでしょ。。。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:14| 流通