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2002年10月21日

【流通】海外旅行は外資スーパーへ!?

――カルフール、埼玉県内初の外資スーパー――


 

ま: 「あ:」さん・・・
   今度の正月に海外へ行こうと思ってるんですけど
   どこかいいとこ教えてください

あ: 正月に海外ぃ〜!!
   何を贅沢な―――

ま: 贅沢でもないでしょ
   今時・・・

あ: 芸能人じゃあるまいし
   正月に限って海外に行かなくてもいいんじゃないの?
   日本で十分!!
   どうして海外に行きたいの?

ま: ちょっと羽を伸ばしたくて・・・
   まだ知らない異国の雰囲気も味わってみたいですし・・・
   それに買い物もね!

あ: だったら安くていいとこ!教えてあげるよ!

ま: えっ? どこですか???

あ: スーパーだよ スーパー!
   しかも日本でね!

ま: まさか・・・・
 

『カルフール、埼玉県内初の外資スーパー』

仏スーパー大手のカルフールは、埼玉県狭山市に狭山店を開業した。外資系スーパーが埼玉県内に出店するのは初めて。カジュアル衣料「ユニクロ」、「コムサイズム」など54店の専門店が入り、カルフールの食品売り場にはワインやチーズ、パンなど欧州食材を豊富にそろえた。一方で、「日本の消費者に合わせる」ため、買い物通路をあえて狭くとるなど日本のスーパーと同様の形態に改め、生鮮食品の売り場も広くとった。

あ: はいっ! その ま・さ・か!
   外資系のスーパー!!

ま: えっ? てっきりブランドショップとばかり・・・

あ: 何を言ってるの!
   そんな所よりも 海外の生活雰囲気を味わえるんだよ!
   普段目にしないようなお菓子やお酒・・・
   現地の人が毎日食しているモノと同じ商品が味わえるんだよ!
   これこそ!異国の雰囲気じゃない?

ま: わかりました・・・
   もう「あ:」さんに相談しません・・・

あ: そんなしょんぼりしないの!
   欧州、米国・・・
   外資系小売業の進出が
   いよいよ我々の身近なところで感るようになったんだから!

ま: ウォルマートも着々と準備をしています・・・

あ: 実際、このカルフールに行ってみると
   売り場の規模が全然違うもんね!
   一時期ダイエーが営業していたハイパーマートを思い出したよ!
   広大な敷地面積・・・しかも1フロアに
   ありとあらゆる商品が並んでいる・・・
   もう、端から端まで歩くだけで・・・はぁ大変!って感じ!

ま: 大変!? それじゃぁいけませんねぇ
   買い物しづらいって事じゃないですか?

あ: そんな風に感じる事はなかったなぁ
   ただ 日本人が今まで経験してきた買い物のスタイルとは
   少し異なったものになりそう・・・

   大きなショッピングカートにたくさんの商品を入れて・・・
   一気にレジで精算!

   カテゴリー毎に売り場の階層が分かれていて
   その都度精算する日本のGMSとは違うから
   はじめはしっくり来ないかもしれないけど・・・

ま: そう言えば
   売られている商品のアイテムって
   そんなに違いがあるわけでもないでしょうし・・・
   売り場の構成が 高層なのか?ワンフロアなのか?でしょ

あ: 商品の陳列方法など
   少し違った印象もある
   例えば千葉のカルフールでは
   食料品売り場の横に自転車が売られていた!
   おまけにクルマまで・・・もちろんフランス製ね!

ま: クルマまで!!!
   いやぁ〜 それは日本の小売業ではなかなか見れませんね

あ: それに商品の数!!!
   もう・・・これは棚卸し大変だなぁ・・・って感じだもんね

ま: そんな事考えるの「あ:」さんぐらいじゃないですか・・・

   でも。。。そういう海外の販売スタイルって
   日本で受け入れられるんでしょうか?

あ: 受け入れられるも何も・・・
   元々GMSだって日本になかったんだし・・・
   むしろ生活スタイルが どう変化していくか?でしょ

ま: 対して中小規模のスーパーは
   こうした超大型店舗との差別化として
   どのような対応が必要なんでしょうか?

あ: すでに独自色を強めようとする動きがあるじゃない!?
   高価格帯商品を揃えたり・・・
   益々価格競争力を高めようとしたり・・・
   なかでも中小規模の店舗に関しては
   地域性、分野特化、日常性って事になるんじゃないかな?

   どこに何が置いてあるのか?
   わかりやすい! 行きやすい 勝負が早い!
   環境的に店に行きやすい(近い! 交通アクセスが良い)

   そして超大型店は・・・ アミューズメント性?
   少しだけ異次元を感じれるような存在にね・・・

ま: それは・・・百貨店じゃないですか?

あ: 百貨店が海外旅行なら
   GMSは国内旅行って感じかな?
   まぁ。。。国内の方が高い場合もあるけど・・・

   日常生活面で
   「海外」を感じ取れる場としてね!
   普段の生活に密着した・・・
   食料品や日用雑貨類などが
   手頃な価格で手に入る・・・

   まさに海外の生活そのものを感じる場なのかもしれない

ま: ブランド品だけじゃなくて
   日常生活に密着した部分で
   海外製品を手にする機会が増えそうですね・・・
   日本メーカーもグローバル化が押し寄せる!?

あ: ねっ!
   だから海外へ行かなくても十分!

ま: はい わかりました!
   正月は外資系スーパーを廻ります!!
   ―――って、何でこうなるの!?

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:56| 流通