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2002年12月03日

【流通】多彩な流通をICチップで管理する!?

――本にICチップ導入へ――


 

ま: あぁ 最近なんだか憂鬱だなぁ

あ: 憂鬱? どうしたの
   なんか悩んでるみたいだけど?

ま: はい・・・ ちょっと・・・先のことを考えると・・・

あ: 先?

ま: 僕・・・ このままでいいのかな?って
   人生これから先 どうやって生きていこうかなぁって
   真剣に考えるようになっちゃったんです

あ: あるある そういう時期!
   「ま:」さんも大きく成長する時なんだよ!
   そういう時に! 是非お勧めしたい本があるんだよなぁ

ま: お勧めの本!? 

あ: あれ? なんだっけなぁ タイトルは・・・

ま: それじゃぁ 勧めることなんてできないじゃありませんか?
   人に勧めるぐらいの本だったら
   ちゃんとタイトルぐらい覚えておいて下さいよ

あ: タイトルは覚えてないけど
   ISBNは控えてあるから教えるよ!
   後は自分で探してね!

ま: なんだ! その本くれないんだ・・・
   さぁ どこで売ってるかな? その本は・・・

あ: これから本にもICチップが導入されるようだね
   管理がより効率的になりそう・・・・
 

『本にICチップ導入へ』

出版業界団体の日本出版データセンターは、書籍にICチップをタグとして取り付けると発表。出版業界における流通の効率化、又万引き防止へ役立てる。

ま: 本にICチップの導入ですか・・・
   これは本の流通各段階で必要な
   作業が軽減されそうですね

あ: 出荷・検品や在庫確認 棚卸しなどで
   効率化が図れそうだね

ま: それに どうやら店頭での万引き防止にも
   力を発揮するんですって!
   
あ: セキュリティ面でも
   効果が期待されてるんだね

   本の流通においては
   ある種独特な慣習もあったりして・・・

ま: ただ業界としての取り組みという意味では
   他業界と比べてもかなり先進的だよね
   ISBNやバーコード化など・・・
   それが今度はICチップの導入でしょ!
   流通のIT化に大きく貢献している業界だと思います

あ: こういう取り組みが
   我々消費する側にとって
   どういう効果がもたらされるんだろうか?
   
ま: 効率化って事は・・・
   消費者も効率よく買えるようになるんじゃないですか?
   つまり・・・もっと買い求めやすい価格になるのでは?

あ: 売れ残り、そして販売機会損失
   それぞれを無くしていく取り組みが必要なんだけど
   ICチップの導入によって  
   これらの課題がどのように改善されるのか?
   って考えた場合・・・どうだろうか?

ま: それは・・・・

あ: 流通段階における作業の効率化と共に
   必要な情報、興味ある情報の創造
   そして供給方法の創造が必要なんじゃないかな?

ま: ????????
   どういう意味ですか?

あ: 「本」っていう一つの情報パッケージにおける
   流通だけでなくてHPやメールマガジンなど
   情報を受ける側も作る側も容易に欲しい情報が
   手に入りやすくなっている

ま: しかも無料の場合が多いです
   でも本と言える程のコンテンツって
   まだまだ少ない気もしますが・・・
   それに本にとって代わるモノって
   まだまだ難しいと思います
   電車の中を見てもPDAやPCより
   やはり「本」でしょ

あ: 何も本がなくなるって言ってるんじゃなくて・・・
   
   現在の流通構造を基本とした
   効率追求を行うこと
   そして 欲しい情報を欲しいカタチで供給する仕組みを
   創造する事が重要になってきそう・・・
   
   自費出版。。。ダイレクト出版もにわかに動き出しているし・・・

   コンテンツを制作する側が
   自らのコンテンツを消費してもらいたい人へ
   ダイレクトに発信できる環境がある事によって
   本における流通構造って
   存在価値が変わってくるかもしれない
   ニッチなコンテンツはダイレクトな流通で・・・
   より「マス」的なコンテンツが既存の流通構造へ集中したり・・・
   
   そして自費出版や消費者へダイレクトに届ける流通ルートなど
   いろんなパターンが存在するからこそ
   消費者にとっても ICチップによる単品情報管理って
   必要になってくるんじゃないかな!

ま: なるほどねぇ
   多様な流通ルートがあるからこそ
   このICチップによる管理が効率化を生むんですね!

あ: ICチップも量産効果で
   更に他分野でも採用が普及するかもしれないね
   特に様々な業種の物流現場でね

   モノには意志がないから
   人によって 意志の代わりに
   情報を付加させていかなきゃいけない!
   例えば商品名、生産者、出荷先、、、
  
ま: まるで人間の名前や住所 氏名 年齢のようですね

あ: 今までは別紙に付帯したり
   バーコードによる管理が主体でしょ
   それが 商品そのものに付加されたり  
   或いは情報を書き換えたり・・・
   いろんな利用の仕方が考えられる

ま: 万引き防止もその一つです!

あ: 人間もそうなるのかな?
   ICチップが埋め込まれて・・・
   どこで 何をしてるのか?
   GISとリンケージして・・・
   
ま: 困る人も多いんじゃないですか?
   特に「あ:」さんなんて・・・

あ: そうだね
   これはヤメにしよう・・・

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投稿者:gotsuat 11:43| 流通