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2003年06月11日

【流通】宅配システムの3PL

―エブリデイ・ドット・コム、阪急百貨店と共同でオレンジライフを支援―


 
『エブリデイ・ドット・コム、阪急百貨店と共同でオレンジライフを支援』
  
エブリデイ・ドット・コムは、阪急百貨店と共同で民事再生手続きを開始したオレンジライフに対して、再建スポンサーとして再生計画認可後の出資及び融資と事業支援を行う。オレンジライフは、九州北部地域において、生鮮食品・日用品等の宅配事業を行ってきた。今後は、エブリデイが生鮮宅配に関する受発注システムや管理・運営手法を提供、阪急百貨店は商品供給等で協力し、早期の事業再建をはかる。 この3社は、既に生鮮宅配で業務提携を行っており、オレンジライフの業態を理解したうえでスムーズに経営の再建が図れるほか、3社によるノウハウの共有による相乗効果も期待できる。


ま: 消費者宅までの配送サービスは
   遠方にいる人への贈り物や
   自宅への食材の配送まで
   いろいろ登場してますよね
   
あ: 宅配便の利用個数も年々増加しているようだし・・・
   カタログによる販売やテレビショッピングそしてECなど
   自宅まで商品を届けてもらう価値交換スタイルが 
   拡大している事も原因にあるんじゃないかな

ま: まぁ買い物した商品を自宅まで届けてくれるようにお願いしたり
   贈り物をする場合には利用するんですが
   でも頻繁に利用する訳でもありません。。。 
   このような場合は既存の宅配サービス事業者の利用が効率的だと思います
   だから、、、EC市場の拡大と共に
   宅配市場も成長するはずですよ
   自ら宅配システムを構築するには
   ボリュームメリットが必要不可欠ですし・・・

あ: 専用の宅配システムを所有するには
   どうしても「繰り返し利用」してもらえる商材じゃないと
   物流コストによって価格競争力がなくなっちゃう!
   だから生鮮食品、その他日用品。。。。
   こうした商品を取り扱わなければ
   一見さん的な利用パターンだけでは成り立ちにくい。。。

ま: だったら結構簡単じゃないですか?
   みんなが買いそうな食材を宅配サービスすれば!?
   オーダーはWebも利用してね!
   オーダー確定後商材を揃えて配送する・・・
   これで在庫リスクも軽減できますよ!!


あ: そう簡単にはいかないのが難しいところ・・・
   特に食品関係の商品を扱うには
   やはり消費者に対するブランド力が必要になってくる
   競合市場は既存の食品スーパーや他の宅配サービス
   コンビニやお弁当屋さん、外食産業などなど・・・
   メリットを比較して消費者は選ぶんだから

ま: そうかぁ。。。
   競合って言っても宅配サービスだけじゃないんですね。。。

あ: 宅配による食材販売をしようとする企業にとっては   
   やはり宅配サービスを構築していかなきゃならない
   自前で構築するのか? 既存のプラットフォームを活用するのか・・・

ま: 宅配サービスを利用すれば話が早いのでは?
   すぐに集荷・配達してくれますよ?

あ: ケースによってはそれが最適かもしれないけど・・・
   
物流の仕組みってそもそもオーダーメイドがほとんど!
   供給する商品の特性やオーダーの流れ、時間的な制約など
   いろんな条件を満たしたカタチを実現する為に
   一つ一つ作り上げていく・・・・
   宅配サービスを行う場合でも
   自社での展開、そしてノウハウを持った事業者とのパートナーシップ!
   って事になってくる!

ま: ノウハウを持った事業者!?

あ: そう! それが既存の物流事業者であったり・・・
   トラックを持たないサービス会社であったり・・・

ま: それって3PL事業者って事ですか?

あ: まぁそうなるのかどうか・・・?

   商品力と宅配プラットフォームの構築
  
 それぞれ優位性を持った企業同士のパートナーシップによる
   サービス展開が早く事業を展開できるパターンだろうね
   1から消費者へのブランド力を保有する・・・
   1から宅配サービスを確立していく・・・  
   どちらも時間がかかるものだからね

ま: 今日紹介したサービスでは
   そのあたりのメリットが生み出せるパートナーシップなんですね
   両方を実現しているのが・・・
   いわゆる生協さん!?という事だと思います

あ: Eの時代に 顧客への最後の足となる宅配プラットフォーム。。。
   商品特性毎にいろいろなサービスへの応用が
   期待されてくるんじゃないかな!?
   ある食材販売の宅配システムを
   別の食品販売事業者が利用したり・・・

ま: それで互いの配送コストも軽減されれば・・・

あ: そのような場合に
   ITを駆使した宅配サービスの管理が必要となってくる
   例えば、、、配達する順番だとか
   エリアや時刻に合わせてコースをつくる作業など。。。
   そこを人間の手によって
   いろいろマネジメントしてきたんだけど
   やはり
ITを活用することによって
   より効率の高い配送システムができあがる!
   受発注の仕組みと連動させてSCM的なメリットを生み出す!

   その為にも宅配システムを構築するプレーヤーの存在が  
   今後益々重要になってくるんじゃないかな?
   サードパーティー的な存在として
   宅配プラットフォームをつくりあげていく・・・

ま: EC市場の拡大には
   物流サービスが必要と言われ続けてきました
   その中でも特に
宅配システムの構築を手がけるプレーヤーの存在が
   大きくなってきそうですね

あ: それぞれのビジネスモデルに最適な
   宅配システムを構築する
   プラットフォーム屋さん!に注目だね

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投稿者:gotsuat 13:16| 流通