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2008年07月11日

【物流】国交省 07年度トラック事故調査結果

4日、07年度の「自動車運送事業に係る交通事故要因分析」の結果がまとめられ、国交省により発表された。
ハイヤー・タクシー、バス、トラックの自動車運送業者が第一当事者となった事故件数は貨客合計で6万5,541件となり、前年度に比べ4.2%減少。この内、トラック事業者による事故は3万4,940件で同5.0%減であった。また、トラック事業者が第一当事者になった事故の内、約半数の49.7%に当たる1万7,371件が追突事故で、そのうち、大型貨物車による追突事故が6,426件と37%を占めた。一方で、死亡事故は前年の624件に比べて11.6%減少し559件だった。全事故に占める比率も1992年に比べ、1.6%と1.2ポイント減っており、9割以上が軽症事故となっている。
事故事例の詳細分析(ミクロ分析)によると、ハイヤー・タクシーでは右折時や出会い頭の衝突事故がみられ、バスでは旅客昇降時の事故や車内事故、トラックでは運転者の過労によるものと思われる事故など追突事故が多く、「労働時間等の関係法令が遵守されていない」「点呼の呼びかけが不適切であった」「運転手の健康診断が行われていない」などのケースが多く見られ、過労運転防止対策の必要性が確認されたとしている。

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投稿者:gotsuat 09:11| 行政関連