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2003年08月07日

【流通】個人の知識・情報の知財転換

――「電子書店パピレス」で、個人電子出版の委託販売を開始――

 

 
ま: ハハハハハハハ・・・!
   そりゃぁ大変でしたね!

(昔話で談笑する二人。。。。)

あ: だろ? 最悪だったんだよ。。。あの時は・・・

ま: そんな珍しい体験、2度も続くなんて・・・
   これはネタとして使わさせて頂きます
   友人に話してもきっとウケますよ

あ: あんまり話さないでよ  
   恥ずかしいから。。。 なるべく匿名でよろしく

ま: いっそのこと、これ本にしてみればどうですか?
   結構楽しいと思うんですけどね

あ: 人の不幸な話を・・・
   まぁ 終わったことだから。。。
   でも、万人にウケる内容でもないから。。。
   出版なんて厳しいでしょ

ま: そうおっしゃる「あ:」さんには
   電子書籍での販売をお勧めします
   個人でも、より簡単に出版できるんですって!

あ: それは興味深いなぁ。。。

 

『「電子書店パピレス」で、個人電子出版の委託販売を開始』

パピレスは、インターネット上で運営する「電子書店パピレス」で、個人電子出版の委託販売を開始した。
 「電子書店パピレス」は、小説など電子化した書籍のダウンロード販売を行うサイト。コンテンツは、これまで214社以上の出版社と協力し、ニュース記事、写真集、画集、コミックなどの他、マルチメディア電子書籍まで幅広いジャンルの電子書籍を販売。従来、個人の出版は、個人が書いた作品を数百部程度紙に印刷し、専門会社を経て、一般の書店などに配布する方法、コミックマーケット等で販売する方法などがあり、製作コストは十数万円から百数十万円程度が必要。これに対して電子出版では、自分でデータ作成ができれば、大幅なコストダウンを実現でき、何冊販売しても印刷が不要で、無制限の販売が可能となる。
 今後、ユーザーから委託販売の依頼があった際、デジタルデータで作られたものは委託販売フロアに掲載し販売する。また、紙で作られたものは、デジタルデータに変換制作し、販売していく予定。

あ: 自費出版を募集する広告も
   見かけるようにはなったけど
   電子書籍化して販売するサービスは
   まだまだこれからなんだろうね

ま: 主にコミックなど
   既に出版された作品を
   電子化して販売するケースがまだまだ多いようです

あ: HPを開設したり
   あるいは掲示板で書き込みを行ったり・・・
   個人が考え、意見を発表する機会が増えている
   ただし、この場合は匿名性が高いんだけど。。。

ま: 特に掲示板では「熱い」激論になるケースもありますね
   匿名性ならではの。。。

あ: そうした個人の著作物を価値として
   提供できる仕組み・・・
   今回紹介したサービスはその一つだね

ま: はい 特に電子化されたメディアとしての市場に注目です

あ: 日本国内の電子書籍市場は
   約10億円とまだまだ小規模ながら   
   前年比を見てみると40%増と成長しているそうだ
   出版業界が不況続きの中
   電子書籍に対する期待が高まるのもよくわかるよね

ま: 今までだと在庫が発生しますから・・・
   あと、印刷にかかるコストは
   発行部数によって異なります
   単価を下げるにはそれだけ出版部数を増やす必要も出てくる・・・
   そうしますとリスクが高くなりますから。。。

あ: むしろ個人が出版する著作物  
   他にも分野的にニッチな書籍・雑誌については
   電子化によるメリットが活かしやすいかもしれないね
   個人の知識、ノウハウなど
   今まで個人のものとして存在していた知財が
   全く関係のない、不特定多数の人に価値として提供される・・・
   そんな事例も登場してくるんじゃないかな
   例えば。。。。

 

英光舎は、 『集客100倍 効果10倍の検索エンジン活用術』〜大丈夫、SEOは自力でできる〜 という書籍を7月1日に発売した。
この本は、SOHOで企業や団体のWeb制作を30社以上手がけてきたひとりの主婦が検索エンジン上位になるためのノウハウを集め編集したもの。当初は顧客や関係者向けに制作し、自らプリントして配布していたものだが 「一般に販売してほしい」との要望が高く、書籍化することとなった。

 

ま: ほほう。。。主婦がSEOですか!
   関連した書籍やセミナーも開催されていますけど
   まさか主婦の方がこのようなノウハウを持っているなんて。。。

あ: こういうノウハウって
   大企業だけが持っているものだけじゃないって事。
   こうした知財を、著作物、あるいは商品として  
   価値転換することが
   デジタルコンテンツの流通を活性化させるための
   一つの要因なんだ!
   まだまだ、こうした身の回りにある知財に
   気づかないケースが多いんじゃないかな。。。

ま: って事は。。。
   僕も何か他人が「アッ」と驚くような
   ノウハウを持ってるって事ですね

あ: 持っている「可能性がある」って事。
   あと、大事なのは
   そうした
知財の権利について
   認識を広めていく必要がある
   特に著作物というのは
   作った時点でその権利が発生するからね

ま: はい
   特許や実用新案、商標などは
   届出をして、承認を得て権利が発生します。

あ: 個人が更新しているHP上のコンテンツをはじめ
   ○○の秘訣、おもしろ話などなど
   商品、作品化されていないものが
   価値として認められるようになってくるかもしれない。。。

ま: 他にも・・・
   小さい頃の作文とか!?
   学校のモノ? 学生のモノ?
   契約を結ぶことにもなるかもしれませんね

あ: そこまでなっちゃうか
   わかんないけど・・・
   出版不況と言われている中
   我々の周りにある新しい価値に気付く事から 
   電子化をはじめとした出版物流通のスタイルが形成されてくるんだと思う

   個人が発信する知財
   そして売買市場の確立によって
   価値交換が促進されてくる・・・

   例えば。。。 
   今から言う事は守秘義務でお願いします。。。。
   なんて 井戸端会議で聞かれるかもしれないよ!

ま: ちょっとイヤですね。。。それ
   会話の一言一言注意しないといけません

あ: 個人の出版物においても
   今まで編集、出版社の作品を見る目が市場を代表する視点とされてきたのが
   ダイレクトに視聴者へ。。。

ま: ちょっと待ってください!?
   そうすると・・・
   今まで以上に作品数って一気に増えてきそうですね
   個人の著作物がWeb上の陳列棚に並ぶわけですから。。。

あ: 小規模な出版社ならぬ「出版者」による流通。。。
   今よりもさらに作品数は増えていくかもしれないけど
   それぞれ採算が合うようなスタイルになってくるんじゃないかな?
   購入する側も本当に欲しい情報に対する価値を
   高く認めるようになったり。。。
   広告のありかたもガラッと変わる必要がある!

ま: そっか。。。
   電子書籍における広告の在り方。。。
   既存の雑誌に見られる広告と違って
   動画など多彩な仕掛けが可能です!

あ: 出版物の流通の新しいスタイル。。。
   そこには個人の持っている知識や情報が
   価値物として転換され、交換される市場としての
   意味合いが強くなってくるかもしれないね
   知識情報化社会の先端を行く業界になるかも!

ま: はい!
   そう言うことで
   私も何か書いてみようかと思います
   テーマは「阪神タイガースの強さの秘密」について・・・

あ: 今年は競合が多いから止めた方がいいよ
   (期待値 ・・・20%)

ま: いえいえ そこはちゃんとわかってます 
   僕が書くのは「2軍情報」ですから
   明日の甲子園のスターはこの人!なんてね

あ: ちょ、ちょっと気になるなぁ〜 それ。。。

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投稿者:gotsuat 13:54| 流通