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2008年07月10日

【知識】ワインから出る沈殿物を一部再利用した紙ラベルを開発

メルシャンは、ワインの醸造工程中に出る沈殿物を一部再利用した紙ラベルを開発し「メルシャン おいしい酸化防止剤無添加ワイン」シリーズの720mlガラス瓶パッケージの表ラベルと裏ラベルに2008年9月より順次採用する。

このラベルは、同社と竹尾日清紡の3社が共同研究により開発したもので、ワイン醸造工程中に出る、ぶどうの果皮や種、酵母のかすなどからなるワインの“澱(おり)”といわれる沈殿物を液状の状態でラベル紙の製造工程中に対パルプ比の約5%混ぜ込む。ぶどう果皮などの細かい粒子がラベルに無作為に織り込まれるため、“自然なままに、シンプルに”をコンセプトに展開する「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」ならではの環境に配慮した自然感のあるラベルに仕上がる。

また、同社はワイン瓶や包装資材の軽量化について早くから取り組んでおり、2007年4月には同シリーズを始めとする国産ワインの一部で、720mlワイン瓶の重量を従来比約8%軽減。年間で約400tの削減となり、瓶製造時のCO2排出量約300tの削減に繋がった。2007年7月には国産ワインの一部で、重量を従来比約4.5%軽減したアルミキャップを採用し、年間約1.2tの軽量化を実施、さらに、2008年4月には、重量を従来比約27%軽減したキャップシールを採用し、年間約2.5tの軽量化を実施。輸送時等の環境負荷軽減に貢献している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:46| 知識