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2003年10月06日

【流通】文化的発展にも貢献できるネットの利用方法

――バランス、
  インターネットパーソナル画廊『e−ArtTime』開始――

 

 
ま: いやぁ〜 今日は歩き疲れましたね
   なんてったって新幹線の品川駅開通で
   調子にのっていろいろ寄り道してしまいましたから。。。

あ: 少しどこかで休もうか? 
   喉が渇いちゃったよ

ま: 賛成! ここの店にしましょう!
   少し落ち着いた感じで・・・

 (少しレトロな雰囲気を醸し出す珈琲店へ入る二人)


あ: ん〜 いいねぇ こういう店も
   チェーン店とは違って
   ゆっくりできそうだ

ま: 店内の飾り付けも素敵です
   大きな「絵」なんかもお洒落でいいですよ 
   ところであの「絵」は誰の「絵」でしょうか?
   なんだか少しかわいい感じの絵ですが・・・

あ: たぶん。。。シャガールじゃないかな

ま: シャ、シャガール?
   本当ですか? 適当に言ってませんか?

あ: 適当じゃないよ! 
   卒業旅行でヨーロッパに行ったとき見てきたんだから。。。

ま: へぇ〜 でもよく覚えてましたね

あ: とても印象的だったんだよ
   長旅の間、どこへ行っても
   宗教絵画が中心だったなか
   旅の疲れを癒してくれるような
   優しい「絵」だったもんなぁ〜

ま: ガラでもないこと言わないでくださいよ
   イメージと違う!!!
   でも、絵を描く人って生きている間に
   その報酬を受け取れなかった人も多いようですね

あ: 死後、しばらくしてから
   世界的な評価を受ける例も多いようだね
   絵画に限らず作曲の世界でも・・・
   
ま: もったいない事です
   本人にしてみても残念でしょうね
   あの世で悔しがってる人、、、多いかもしれません?

あ: それはどうなんだか。。。
   好きで熱中してた事が
   評価されたんだから喜んでるんじゃないの?
   誰かにやらされていたわけでもなかっただろうし
   
好きなことに没頭できるって
   それだけで幸せ
なのかもしれないよ。。。

ま: でも、やっぱり評価され
   収入がなけりゃぁ。。。ねぇ
   
あ: 絵画、音楽、映像、建築などの創造物を手がける人の作品が
   実際に望まれる人に渡る、或いは評価を受けるまでの間に
   大きな隔たりがある場合もあるってこと
   これは
流通という観点からすれば
   かなり効率がよくない
とも言える。。。
   つまり製造者の価値物が
   需用者との間で価値交換を行う機会の頻度、タイミングが
   特殊であるって事!

ま: まぁ、、、現代の消費物における流通と比べますと
   まさかメーカーが没後に消費者に受け入れられて
   価値交換が行われるって・・・おかしいですよね
   当然メーカーのインカムもないわけで。。。
   普及した頃にはメーカーがいなくなっちゃうわけですから

あ: 創造物を手がける人をアーティストとした場合
   この
アーティストが手がける創造物を  
   効率よく流通させるツール
・・・
   今日紹介するサービスはその一つかもしれない・・・


『バランス、インターネットパーソナル画廊『e−ArtTime』開始 』

バランスは、インターネットパーソナル画廊『e−ArtTime』のサービスを開始した。
趣味で絵画を楽しむ人や、既に多くの作品を描いている人などが自身の作品の写真を送るだけで、インターネット上で個人の画廊を開設、作品を手軽にPRできるサービス。


ま: なるほどねぇ
   遠い昔の画家達が聴いたら
   悔しがるかもしれませんね
   どうして俺の生前にこんなサービスがなかったのか!ってね

あ: 現代ではアーティストにリアルタイムで
   価値交換の恩恵を受ける場合が多い
   例えば音楽や映画に関するアーティストにおいては
   すでに著名人の収入を見てみるとわかるように・・・

ま: 長者番付! 目白押し!!

あ: 画家が入ってる事って・・・記憶にないんだけど・・・

ま: そう言えば、、、

あ: 我々自身も「絵」という創造物に
   触れる機会って他の創造物に比べて少ないでしょ   
   ウォークマンのようなポータブル絵画鑑賞機って存在しないし。。。

ま: それはちょっと・・・
   既に絵画は美術館でゆっくりとみるものになってます
   ある意味高尚な?創造物ですよ

あ: 個人で趣味として絵を楽しんでいる人もいると思うけど  
   今日紹介したサービスを利用することににより
   そういう人達の作品が
   
もっと多くの人に伝わる可能性もあるよね
   つまり、画家を発掘するという側面も果たしたりして・・・

ま: 趣味として絵画を描く事を楽しむという領域から
   プロとして絵画を描く人まで。。。
   その作品を楽しむ人とのマッチングですね

あ: ネットって
   人類の文化的な発展を促すような
   利用方法もあるんだね・・・

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:41| 流通