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2003年10月22日

【流通】消費者でありながら供給者が当たり前

ま: 「あ:」さん、見てくださいよこの時計!

あ: おっ! いいじゃん それ

ま: でしょ でしょ!
   実は無料プレゼントでもらったんです

あ: そんな事だろうと思ったよ
   「ま:」さんがそんな立派な時計を買うはずがない・・・

ま: ばれたか・・・
   でも良いモノには違いないし
   当分この時計で過ごせそうですよ
   今度は何を無料で手に入れようかなぁ

あ: 無料、無料!って。。。
   何でも無料で手に入れようという考え方
   変えた方がいいんじゃないの!?

ま: そんなに目くじら立てて言わなくても・・・
   無料化はWebの世界では一つの流れかもしれませんよ・・・


 

『ティーカップ・コミュニケーション、
     ショッピングシステムの無料レンタルサービス開始』

ティーカップ・コミュニケーションは、ショッピングシステムの無料レンタルサービスを開始した。
文章編集や画像登録など、簡単にショップサイトが構築でき、初期費、運用費ともに無料。ティーカップ・コミュニケーションはWebレンタル掲示板サービス「teacup.」を展開し、現在1日あたり約1,000万PV、会員数約170万人、掲示板ビジター数約580万人という利用実績を持っている。


あ: 掲示板でお馴染みの会社だね
   そうかぁ、、、ショッピングシステムも
   無料レンタルねぇ。。。

ま: ネットショッピングで
   売上げをあげるのは
   やはり簡単な事じゃないんですよねぇ
   みんなが成功しているわけではない・・・

あ: リアルの店舗と比べると  
   リスクが少ないとは言えるんだけど。。。
   実際はWebページの制作、運営管理・更新作業、
   決済システムの利用や配送料など
   リアル店舗にはない悩みもある。。。
   そして大規模なショッピッングモールへの出店となると
   当然出店料が必要になってくるわけで・・・

ま: もちろん、手軽な料金体系にはなっていますけど
   その分、競争も激しいわけですから
   いかに興味をもってもらうサイトにしていくか?
   取り扱う商品・サービスでの差別化を図っていくか?
   結局、別の次元で競争が激しくなったりするんです

あ: 今やオークションでも有料化しはじめてるからね
   無料で店が持てる! 
   しかも自分でHPつくるより
   簡単にできるという面で
   今まで以上にWeb販売に対する障壁が低くなっている
   
インターネット利用環境にあれば
   ほとんどの人が出店できてしまう
んだよね

ま: オークションが普及した時のように
   自分の「店」を開設する人が
   一気に増える可能性もありますね
   っていうか。。

あ: オークションは
   いわばジャンルや商品別にカテゴライズされた売り場
   入札という方式が特徴!
   一方、無料のショッピングモールについては
   その人が取り扱う商品がそろっちゃう
   つまり「人」「店」という切り口で
   商品、サービスといった価値を提供できる機会が増えるってこと

ま: オークションと同じくらい
   個人でも手軽に販売行為が可能になるんですね
   ますますCtoCのビジネスが活発になりそう・・・
   今までに出会えなかった商品に   
   ネットで出会える機会が増えそうです

あ: CtoCにおける価値交換が
   より活発になるためには
   
出店機会が増えるだけじゃ何か足りない・・・
   供給者側の情報過多になっちゃう可能性もあるからね  
   欲しい商品にたどり着けなくなったり。。。
   
検索技術やカテゴライズの手法がますます重要になってくる

ま: 出店に関する費用がかからないとなると
   今ままでWeb販売に躊躇していた人も
   始めてみるきっかけになりそうですし。。。
   ましてや販売金額に応じた手数料も要らない
   完全フリーなんですから。。。
   SOHO、個人の趣味の延長線上で
   気軽に始めることができます!

あ: ビジネスマン、スポーツ選手、政治家・・・
   みんなモノを買ったりサービスを利用する時は
   「消費者」になるでしょ!?
   僕も消費者、「ま:」さんも消費者!   
   消費者、消費者って言うけど
   みんな消費者なんだよ
   それと同じように
   
ネットで自ら所有する価値や
   サービスを提供する機会ができれば
・・・・
   
消費者でありながら供給者になる!

ま: 確かに僕も「消費者」です
   消費者の顔、そして供給者の顔。。。
   どうやらみんなが二つの顔を持つことになりそうですね

あ: これから先
   商品の流通という事を考えると
   消費者=エンドユーザーという概念ではなく
   消費者から消費者への取引も考えないといけないかな・・・?
   「消費者」に対して販売するのか?
   「販売者」に対して販売するのか?
   わかんなくなっちゃうかも・・・

ま: 事業者が小売店で資材を手に入れるケースは 
   ホームセンターで見ることが出来ます
   大きな木材などをトラックで持って帰る姿を見ます
   あれって誰が買うんだろうって思ってたんですけど・・・納得です

あ: 流通の終着点が今までとは違ってくる
   ネットというツールの特性によってね!

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:58| 流通