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2004年07月15日

【流通】アークレイ、エムシー研究所と血液サラサラ度合いをチェックする装置分野で事業・資本提携

――新たな健康基準の確立が健康産業に与える影響――

アークレイエムシー研究所は血液サラサラ度合いをチェックする装置「MC FAN」の更なる普及を目指し、資本提携をする。医用機器の研究開発を展開するエムシー研究所は、TVでも有名な血液サラサラ度合いをチェックする装置「MC FAN」を開発したが、本装置のさらなる普及のためには、血液サラサラの臨床的意義・有用性を示す臨床開発と、装置の小型化・低コスト化の機器開発が必要と判断。そのためアークレイとエムシー研究所は資本提携、並びに共同調印した。
血液サラサラ度は社会的な認知度も高まってきており、「MC FAN」による測定が生活習慣病などの慢性疾患の予防に非常に有用と考えられている。今回の提携によって医療機関への導入がしやすくなり、血液サラサラの臨床研究に大きく寄与していこうという試み。将来的には、生活習慣病の進行度指標として採用され、診療の事前検査の一つとして位置づけられるほどの普及を目指す。
生活習慣病がクローズアップされてくる中、血液のサラサラ度合いという新たな健康指標が確立されてくる事によって、血液をサラサラにするための医薬品や健康食品などが新しく開発されてくる可能性があり、健康産業などに新たな流通をもたらしかねない。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:53| 流通