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2008年07月07日

【知識】三井物産、共同でバイオエタノールの生産・販売事業に出資参画

三井物産は、ブラジル国営石油会社のペトロブラス社(Petroleo Brasileiro S.A.)及び現地パートナーのイタルマ社(Itaruma Participacoes S.A.)と共同で、ブラジルでサトウキビを原料とするバイオエタノールの生産及び販売事業に出資参画することを決定した。

本事業は、原料のサトウキビの栽培からバイオエタノールの生産・輸送・販売までの一貫事業を目指すもので、具体的には、ブラジル内陸部のセラードで、約3万ヘクタールの耕作地に、サトウキビを自ら栽培しバイオエタノールを生産の上、発電用及び輸送用燃料として日本や欧米市場等への輸出販売を予定している。

食料市場や環境への配慮として、アマゾン熱帯雨林の森林伐採をすることなく、主にセラード内の放牧地を転用の上、バイオエタノール製造用に特化したサトウキビ栽培農地を確保し、農地周辺にバイオエタノール製造の専用工場を新たに建設する。また、バイオエタノールの生産工程で、サトウキビの搾りかすである「バガス」を自家発電等の燃料として有効活用し、化石燃料の消費を最小限に抑え、更には余剰電力をブラジル国内で販売することも計画している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:46| 知識