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2004年01月21日

【知識】西友 売り場の棚割を標準化

西友はウォルマートの手法を取り入れた売り場の棚割を標準化する。
今春までに約70商品のカテゴリーで販売効率の高い棚割を策定、順次店舗へ導入していく。
2005年に本格稼働させる自動発注システムによる需要予測精度をより正確にする目的もある。

昨秋、棚割を検討する「レイアウトセンター」を開設。日用雑貨、加工食品など主要取引先とウォルマートからの派遣スタッフと共同で、販売効率を検証する「ラインレビュー」に着手してきた結果、陳列の組み合わせを変更したことにより、シャンプー・リンス類で売上げが約10%程度伸びたという。
販売データは、ウォルマートのPOSシステムなどで収集。「ラインレビュー」を利用することで品揃えの不備を修正することが出来る。さらに各品目の粗利益率を基にしたウォルマートのノウハウを活用し、最適な陳列量・位置を割り出す。店舗の人件費を大幅に削減できる自動発注システムは、2005年に本格稼働させ、棚割の標準化はコンピューターによる需要予測を容易にする効果もある。
POS情報をもとにした最適な商品調達方法など、販売現場と調達など各部門との最適な意志決定を行うロジスティクスが実践できる情報フロー構築としても注目される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:31| 知識