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2004年06月18日

【知識】伊藤忠商事 マンハッタン・アソシエイツと提携

伊藤忠商事とインフォ・アベニューは、マンハッタン・アソシエイツと提携し、サプライチェーン実行ソリューション(以下SCE)の日本展開を共同で行うことに合意した。マンハッタン・アソシエイツは、世界1600拠点、900社以上の導入実績を誇るSCEを提供する世界シェアNO.1リーディングカンパニー。
WMS、企業間コラボレーション、そして輸配送システムにより、サプライヤーから顧客に至るまで、物流全工程に対し包括的なソリューションを提供できることを特徴としている。
かねてより、日本を含むアジアパシフィック地域を、グローバルサプライチェーンの中心として急成長を遂げる重要な市場として捕らえており、市場に向けた商品開発を推進すると共に、人員を増員し、日本支社の体制を強化していた。
今後、日本展開を本格的に実行するには、日本特有の商習慣や実業務を理解した上での物流SCM事業展開が重要であることから、総合商社としての幅広い情報物流網とビジネス提案力を強みとする伊藤忠商事グループを戦略パートナーとし、マンハッタン・アソシエイツの日本展開を共同で推進していくことを決めた。
伊藤忠商事は、同グループ会社で培った物流ノウハウ・実績を基盤とした現場ベースのコンサルティングと3PL請負を推進し、物流分野事業の付加価値化を図るために、今後マンハッタン・アソシエイツのSCEを活用していく。
実際のSCEに関する営業からシステム導入展開までは、同グループ会社のインフォ・アベニューが行う。インフォ・アベニューは、ITを活用し、調達改革を中心に顧客の実業務において効果ある業務改革を支援するサービス提供会社として活動しており、昨今ではRFID技術をベースに物流・流通分野にも事業拡大している。
今後、この3社は企業ネットワークを最大限に生かしながら、製造業、流通業、物流関連事業会社などに向けて販売を展開、3年後(2007年度)にはマンハッタン・アソシエイツが日本とアジアパシフィック地域における市場シェアNO.1(15%)を占めるまで事業拡大していきたいとしている。
企業間協力も国境をこえて盛んになってきてはいるが、国境をこえた物流に関しては、単に最先端の技術を登用したインフラを持つといったハード・ソフト導入による強化に加え、グローバルなロジスティクス構築に、異なる商習慣への対応も非常に重要な要素となるといえる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:02| 知識