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2008年06月30日

【知識】帝人とシンガポール公益事業庁、排水処理技術を共同開発

帝人は、シンガポール共和国の公益事業庁(Public Utilities Board, Republic of Singapore、以下PUB)と排水処理技術の共同開発に関する覚書を締結した。

水の「再生・再利用」という観点からコンセプトや方向性の一致をみたこと、両社の排水処理技術に対するニーズが合致したことから、覚書を締結することとなり、帝人は過酸化水素添加多段式オゾン処理技術、および機能剤担持技術をはじめとする膜に限定しないユニークな高度水処理技術を、PUBは排水処理、再利用に関するプラントの運用実績から得られた高度な知見および共同実験場を提供し、共同でより実用的で高度な新排水処理技術の開発を進めていく。

具体的には、PUBが進めている、排水を飲料水として再利用する「NEWater計画」の最終段階に関わる技術として、過酸化水素添加多段式オゾン処理技術について、パイロットスケールでのテストを実施する予定。

帝人は幅広い排水処理技術を提供することにより、NEWaterを製造する新たなプロセス開発に貢献することを目指し、さらにシンガポールでの技術開発結果を基盤として、世界の排水再利用、省エネルギーおよびCO2削減に貢献し、世界に向けて水処理事業を共同展開していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:57| 知識