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2004年08月17日

【知識】バロー 販売・在庫情報共有でSCM構築

中部地区でスーパーマーケットを展開するバローは、卸・メーカー約150社との間で、同社の販売データ・在庫データを共有し分析活用することによる新たなSCM構築を推し進めることを目的としたWEBシステム「SEILLINK(ザイル・リンク)」を導入する。
同システムはスマーツジャパン及び富士通中部システムズが開発。小売・卸・メーカーの3者は一体となった販売促進活動が可能となる。
具体的には、バロー全店舗の日々のPOSデータを大規模DBに収集し、卸・メーカーにID、パスワードで分析情報を開示する。卸・メーカーは、エリア別・店舗毎のカテゴリー別・単品別の売上データを、WEBで自由に分析することが出来る。又、卸・メーカーは、データをダウンロードすることにより、自社のデータと合わせ、複合的な分析が可能となることから、比較分析による新たな成果が期待できる。

在庫、販売実績などの情報共有は、同一企業内のロジスティクスによる効率経営から、サプライチェーン全般による効率化へ向け、同じ目的へ向かう企業間のロジスティクス的活動において、非常に重要な取組となる。DB化、そして必要な時に必要な形式で入手・分析できるフレキスブルな情報管理が必要となってくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:35| 知識