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2004年08月24日

【知識】アドバンテスト、資源循環の促進に向けた「アドバンテスト・リサイクル・システム」を提供

アドバンテストは、このたび、「アドバンテスト・リサイクル・システム」の運用を開始した。
アドバンテストでは欧州WEEE指令や国内外の環境関連法規制の動向を踏まえて、日本全国規模のこのリサイクル・システムを提供し、使用済み製品の適正な処理とリサイクル率向上を図ることで資源循環の促進を目的とする。
またアドバンテスト製品のユーザにとっては、このシステムの活用で、アドバンテスト製品の廃棄に関する安全性と信頼性を確保でき、また高いリサイクル率(90%以上)で資源の有効利用を図ることができる。
このシステムは、アドバンテストが富士通の「富士通リサイクル・システム」をベースに構築したもので、全国6ヶ所のリサイクル・センタと全国物流ネットワークにより構成されている。顧客から専用窓口への連絡後、所定の手続を経て、有償にてアドバンテスト製品が迅速に回収され、適正な廃棄処理および再資源化が行われる。
このシステムの最大の特長は、各リサイクル・センタの専門スタッフが、アドバンテストが提供した有価部材や有害物質を含有する部品などの技術情報に基づいて、使用済み製品の解体・分離を行うという点である。これにより適正な廃棄処理が確保され、リサイクル率の向上が図られる。
適正な廃棄処理には、製品毎に使用されている物質などについての情報共有が必要不可欠となってくる。効率のよいリサイクルシステムの構築には、こうした情報をメーカー、利用者、そしてリサイクル事業者間で共有できる事が必要となってくる。事業者を横断する情報共有があってこそ、リサイクルが可能となることから、環境に関する取組には事業者を越えたロジスティクス的取組が必要不可欠となってくると言える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:17| 知識