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2004年10月07日

【知識】東武鉄道など、有人店舗「102 Smart Life Club サービス」で「書留・小包サービス」を開始

東武鉄道と東武ランドシステムでは、東武東上線ふじみ野駅エリアにて実験を行っているインターネット対応ロッカー「スマートロッカー」を使った「102 Smart Life Clubサービス」において、平成15年11月より日本郵政公社との連携による「郵便不在転送サービス」を行っているが、サービス内容を拡大し、新たに平成16年10月8日(金)から「102書留・小包サービス」を開始する。
これまでの「郵便不在転送サービス」は、郵便配達先が不在の場合、ふじみ野駅西口にある有人店舗内に設置されたスマートロッカーに転送して、e−メールにて着荷通知を行うサービスであったが、今回、サービスを開始する「102書留・小包サービス」では、ふじみ野駅以外にも3駅に設置し、スマートロッカーが利用可能となる。また、これまでの「不在時転送サービス」に加え、あらたに在宅・留守などに関わらず利用者が指定したスマートロッカーへ転送する「指定配送サービス」が利用可能となる。ふだん留守がちな共働きの家庭や独身世帯の人などが、あらかじめ配送先をスマートロッカーに指定しておけば、e−メールでの着荷通知により外出中でも帰宅途中に郵便を受け取ることができる。
「102 Smart Life Clubサービス」では、既に、駅などに設置されたスマートロッカーで、クリーニング・DPE等の取り次ぎやインターネットから購入した商品の受け取りサービスを行っており、平成15年6月にはヤマト運輸と提携しスマートロッカーで宅急便の発送・受取りが行える「102ロッカー宅急便」を開始しているが、今回の「102書留・小包サービス」の導入は、公共性の高い駅におけるサービスメニューの拡大により、鉄道利用者ならびに沿線住民のさらなる利便性向上を目指す。
今後、物流業者によるサービス拡充の一環として、受け取り窓口のバリエーション化も活発化してくると予想される。その際、窓口の増設や、取扱荷物の拡充にあたり、物流業者は倉庫管理システムなどのインフラ構築や、既存輸送網の共用など、モノと情報をシームレスに結ぶロジスティクスを発揮してくることが必要となる。今後の小口物流サービスの多様な受け取り方法により、宅配の発送側、受取側の利便性向上へとつながると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:32| 知識