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2004年10月18日

【知識】ジャパンフーズ、広口小型ボトル缶飲料増産で缶飲料製造ラインを刷新

ジャパンフーズは、広口小型ボトル缶飲料を増産するため、既存の缶飲料製造ラインをリニューアルすることを決定した。
背景として、ペットボトル飲料の伸張やボトル缶飲料の台頭により従来型の缶(SOT缶)飲料需要の急速な減少を背景に、稼働率の低下が著しい缶飲料ラインの抜本的対策として、今年2月に既存の缶飲料4ラインのうち、1ラインを全面廃棄し、広口小型ボトル缶(TEC缶)飲料専用ラインに更新した。
このTEC缶飲料製造専用ライン(新「Jライン」)は現在製造能力一杯のフル稼働状態で、顧客である飲料メーカーのさらなる増産の要望に迅速に応えるため、今回、SOT缶飲料製造ライン(現「Oライン」)の設備にボトル缶飲料専用の充填機を追加増設するなど大幅なリニューアル(改造)を行い、TEC缶飲料を主力に製造するラインとすることで、缶ラインの収益性向上を図る。なお、今回のリニューアルでは既存の充填機を残すことでSOT缶飲料も引き続き製造できるマルチラインとして設計している。
今後、飲料水の商品バリエーションの多様化のため、パッケージ形態も多様化してくることが考えられる。そのため、商品ごとの適量な在庫管理体制だけでなく、需要に合わせた柔軟な生産体制の構築と製造ラインの合理化によるロジスティクスが、飲料水流通事情に対応するための大切な戦略となってくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:26| 知識