<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2004年11月17日

【知識】ソニー損保、自動車保険で走らなかった距離分の保険料を割り引く「くりこし割引」を開始

ソニー損害保険は、自動車保険で、走らなかった距離分の保険料を翌年の保険料から割引く「くりこし割引」を業界初で開始する。自動車保険のリスク細分項目のひとつである年間走行距離について、実際の年間走行距離が契約時に申告した距離よりも少なかった場合、走らなかった距離分の保険料を翌年の自動車保険料から割引く。
ソニー損保の自動車保険では、特に年間走行距離が保険料を決める重要な要素となっているが、1年間の走行距離の予測が難しい、実際の走行距離が契約時の予測を下回ると必要以上に高い保険料を払うことになり納得感がない、といった意見が出た為、実際の年間走行距離が契約時に申告した距離より少なかった場合でも、継続する契約の保険料を割引くことで「実際に走った分だけ」の保険料となるようくりこし割引の仕組みを開発した。このくりこし割引に関する技術は、現在ビジネスモデル特許出願中。
契約者にとってわかりやすく、無駄な支払いが発生しない新たな商品として注目。一方で、この商品の開発、販売にあたり、契約数の拡大を目的とした実質的な値引きとも考えられるが、契約者にとって無駄な費用が発生しずらい新たなモデルとして、営業面、財務面それぞれ事業目的に対し全社的にロジスティクス的な商品開発が行われたと言える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:02| 知識