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2004年11月30日

【知識】NEC、様々な端末からのWeb閲覧を実現する「Webページレイアウト解析エンジン」を開発

NECはこのたび、携帯電話、PDA、家庭用テレビなど、ディスプレイの解像度が異なる様々な端末からのWebページの快適な閲覧を実現する、Webページレイアウト解析エンジンを開発した。
今回開発したレイアウト解析エンジンは、Webページを記述しているHTMLタグの構造に加え、Webページを構成する複数の領域やタイトルの位置関係・サイズ・色などの特徴を解析することで、人間の直感に合ったレイアウト構造の抽出を可能にした。
この技術により、パソコン向けにデザインされた情報量の多いWebページを、例えばタイトルだけからなるダイジェスト表示のページと各タイトルが示す詳しい内容のページに分けて表示することで、画面の小さい携帯電話でも快適に閲覧できるようになり、目的の情報に辿り着くまでの操作回数も削減できる。
これにより、パソコンだけでなく、家庭用テレビ、携帯電話など、Webを閲覧する環境を飛躍的に拡げることができる。
Web制作は、ブラウザや携帯端末の違いによって、Webページの見え方が異なる場合もあり、それぞれの端末毎に専用のページを制作するなどの対応が必要だった。今回紹介した解析エンジンによって、Web制作者側が閲覧者の環境に縛られずに、Webページの閲覧環境が整うことになり、Web制作者、情報端末、閲覧者の間で生じる不具合を発生させず、ロジスティクス的な業務フローが描きやすくなる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:52| 知識