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2005年02月07日

【知識】キリンとキリンビバレッジ、滋賀工場にペットボトル入り清涼飲料の製造設備を新設

キリンビールと、キリンビバレッジは、現在ビール、発泡酒、ビールテイスト飲料を製造しているキリンビール滋賀工場にペットボトル清涼飲料の製造設備を新設した。2005年2月1日から本格稼動し、3月にリニューアル新発売する「キリン 生茶」をはじめとした、ペットボトル商品の製造を開始した。
今回の稼動によって、グループの資産を最大限に生かし、生産体制をさらに強化するとともに、ペットボトル入り清涼飲料を西日本全域に出荷する生産拠点が誕生することになる。今回滋賀工場に導入したのは、容器成型から充填まで一貫して製造する最新鋭の設備で、茶飲料やコーヒー飲料、スポーツ・健康飲料など多品種の清涼飲料を、280mlから2Lまで幅広いサイズのペットボトルに充填することが可能。中でも、今回リニューアルする「キリン 生茶」では、2Lペットボトルに国産最軽量の省資源容器「ぺコロジー※」ボトルを採用する。今回の稼動により、ビール、発泡酒などを多品種製造している滋賀工場は、西日本全域への清涼飲料生産拠点という機能をあわせ持つ本格的なハイブリッド(総合)工場となる。
広範な担当地域において、多品種供給を可能にする生産拠点が誕生した背景には、最新の製造機械などを導入した生産ラインの合理化、ITシステム導入による中継ハブや各地の販売店舗との効率的な在庫管理体制の確立により、トータルなコストメリットを創出する多品種適量生産体制が整ったことが伺える。ハイブリッドな生産拠点誕生の背景に、最新のテクノロジーをふんだんに活かした同社のロジスティクス戦略が伺える。

※キリンビバレッジ社のグループ会社であるキリンMCダノンウォーターズ株式会社の登録商標。現在「キリン アルカリイオンの水」の2Lペットボトルに使用しており、省資源、省エネルギーかつ楽につぶせる利便性もあわせ持つ容器として評価されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:26| 知識