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2005年02月14日

【知識】富士写真フイルム、熊本県にフラットパネルディスプレイの新工場を設立

富士写真フイルムは、液晶TVをはじめとするフラットパネルディスプレイの急速な市場拡大に対応する為に、新たに熊本県菊陽町に用地を取得して、富士フイルム九州株式会社(以下、富士フイルム九州)を設立。総投資予定額約1,000億円のうち、第1期工事として約400億円を投資して、「フジタック」新工場2ラインを建設する。
今回の決定に合わせて、今月10日、熊本県庁にて、熊本県と菊陽町との間で企業進出協定を締結した。
富士フイルムは、フラットパネルディスプレイ材料事業を新たなコアビジネスの一つと位置付け、研究開発及び生産能力拡大の為の継続的な投資を神奈川県南足柄市(富士フイルム足柄工場)や静岡県榛原郡(富士フイルムオプトマテリアルズ)にて行ってきた。今回の熊本県菊陽町での新工場建設は、豊富な地下水、需要家が集まるアジア地域へのアクセスのしやすさ、および生産拠点の分散によるリスク対応を勘案したもの。新工場は、平成17年4月に着工、平成18年12月の稼動を予定。
新拠点設立による立地の選定は、市場の動向や部品等の調達ルート、既存・新たな販売エリアへの供給ルートの確保、生産コストの最適化等、物流コストなどあらゆる側面から意志決定されることから、過程そのものにロジスティクス的要素が必要不可欠となってくる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:21| 知識