【知識】奈良先端科学技術大学院大学と東芝、研究インターンシップに関する協定を締結
国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学と東芝は、科学技術分野での先導的役割を果たす人材の育成を目的に、研究インターンシップに関する協定を締結した。この協定に基づき、平成１７年度から、奈良先端科学技術大学院大学に所属する大学院生を対象に、東芝でのインターンとして受け入れを開始する。
この協定では、東芝が、奈良先端科学技術大学院大学の３つの（情報科学研究科、バイオサイエンス研究科、物質創成科学研究科の全ての研究科の大学院生を対象とする）研究科の大学院生を研究インターンとして、研究・開発部門で受け入れる。
従来の就業体験に基づくインターンシップとは異なり、学術研究を通じて、日本の将来を担うことができる研究者・技術者に必要な実践的で幅広い見識と実社会への適応性を身につける活動を行う。これによって、専門分野に加え学際分野の研究開発能力を備えた人材の育成とともに研究企画・統括などに優れた見識を備えた人材の育成を目指す。
具体的な研究テーマを東芝と奈良先端科学技術大学院大学の間で設定して、両者の指導のもと、インターンシップの実施と、評価までが行われる。研究テーマは、基礎研究のほか、ソフトウェア、半導体、社会インフラ、情報通信等、東芝が取り組む総合的な事業領域から設定していく。
今回の協定に基づくインターンシップを通じて、大学と企業の強力な連携のもと、社会と時代が要請する人材の育成をめざす。
従来のインターンシップとは異なり、特定分野に対する高度な専門知識、技術と一般的なビジネススキル、マナーをあわせ持つ人材の育成が可能となる。産学協同の手段として学生のインターンシップを活用することにより、企業、大学、学生の３者を相互的に向上させる取り組みといえる。
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投稿者：gotsuat 14:02| 知識
