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2005年05月16日

【知識】三井化学、農薬事業強化で子会社3社を統合し「三井化学クロップライフ」を設立

三井化学は、三井東圧農薬(以下「MTN」)、三中化学(以下「三中」)及び三東化学工業(以下「三東」)を2005年7月1日付けで統合し、三井化学クロップライフとして発足させる。
三井化学は中期経営計画において、機能性ポリマーズ、情報・電子材料、ヘルスケア材料からなる機能性材料分野の拡大・成長を目指している。農薬事業は、ヘルスケア材料の重点領域として収益の拡大に取り組んでいるが、従来、三井化学グループでは三井化学が開発・製造した原体を、三中・三東で製剤品とし、三井化学及びMTNが販売するという体制になっていた。今回、農薬事業強化のため、同社は原体に関する事業に特化し、製剤品事業については三井化学クロップライフに製造・販売・研究の全ての機能を統合させる。また、MTN、三中及び三東の3社を1つの会社にすることにより、製剤品に関するサプライチェーンを簡素化していく。
機能統合により、営業、生産、物流に関するリソースを、効率的に活用できると期待される。加えて、それぞれの立場でのノウハウや所有する情報の共有により、グループとしての目的とされる農業事業の強化へ向けた、ロジスティク的な取り組みが行われてくると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:38| 知識