【知識】松下電工子会社、大阪東信用金庫と提携し中小製造業の経営・製造革新を支援
松下電工の１００％出資子会社の、松下電工創研は、大阪東信用金庫と提携し、中小製造業の経営革新を支援する。同社は、大阪東信用金庫から「自社のものづくりを効率化し、経営革新を図りたいと望む中小製造業」を紹介する。その後、信用金庫の担当者との訪問による経営者との話し合い、現場視察、計画や見積書提出などの一連のプロセスを経て、コンサルティング契約が成立した場合には、大阪東信用金庫に対してその都度一定の紹介料を支払う。
松下電工創研は、松下電工の製造現場で製造改善の技術・ノウハウを積み上げた社員のほか、ＯＢや外部の専門家で構成されており、これまで松下電工および、その協力会社を対象に製造力強化支援を行ってきた。今後はこれらのノウハウを活かし、社外の中小製造業の経営改善や製造合理化などのコンサルティングや研修事業にも積極的に参入していく。
一方、大阪東信用金庫の取引先は、中小企業が集積する大阪東部地区を中心に約２０，０００社あり、そのうち約半分が製造業である。これまでの財務を中心とした金融機関による経営コンサルティングに、松下電工創研が提供する製造現場での製造力強化を加えることによって、この新たなビジネスモデルは取引先企業の経営革新を、より確実にするものと期待する。
松下電工創研は、既に、高岡信用金庫などとも提携し、中小製造業の経営革新支援に取り組みはじめている。今後、さらに多くの地域金融機関と提携し、製造コンサルティング事業の拡大を目指す。
松下電工総研は製造現場のノウハウを提供し、大阪東信用金庫の既存の取引企業や新規融資先に対して、新たな営業展開も可能となる。取引先企業に対し、金融面と製造現場のノウハウを提供し経営改善につなげるロジスティクス的なサービスと言える。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 11:12| 知識
