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2005年07月05日

【知識】パソナ、スペシャリストと企業を結ぶ新会社を設立

総合人材サービスを手掛けるパソナは"様々なビジネス分野のスペシャリスト"と企業とを結ぶプラットフォーム事業を行う『株式会社パソナフォーチュン』を設立、7月より営業を開始した。
現在、日本の労働市場では、「正社員」、「パート」、「アルバイト」そして、「派遣社員」や「契約社員」など多様な雇用形態が定着してきた。また、「インディペンデント・コントラクター(独立事業主)=以下、IC」と呼ばれる「雇用」と「自営業」の中間的な働き方も拡がってきている。しかしながら、ICとしての自立を目指すも、活動範囲が限られ十分な顧客獲得にまで至らないケースが多くみられる一方で、企業からはICの専門性を高く評価しつつも、未だ「ICの効果的な活用・選択方法がわからない」という声も寄せられている。
そこで、"様々なビジネス分野のスペシャリスト"を企業に紹介するプラットフォーム事業を専門に行う新会社、「株式会社パソナフォーチュン」を設立した。パソナフォーチュンに登録する「ビジネス・スペシャリスト※1」のエージェンシーとして、ビジネス機会の開拓、条件交渉を行うとともに、パソナフォーチュンと 「ビジネス・スペシャリスト」の協働による、企業の事業拡大、上場支援などのコンサルティングやプロジェクト支援サービスを展開していく。
パソナフォーチュンは、プライベートバンカーとして長く活躍してきたメンバーが中心となり、自らと同じ"ビジネス・スペシャリスト"の自由な働き方を定着させたいとの思いから設立された。米国ではすでに850万人を超える人々がICとして活動している(とされているが、日本においても「インディペンデント・コントラクター」の労働市場創出に寄与し、社会に新たな"ビジネスマンモデル"を提唱することで、ホワイトカラー層の活性化へとつなげる。
今回の取組により、ICの効果的な活用以外に、同社の持つサービスを組み合わせた提案も提供しやすくなるといったシナジー効果も望めるものと思われ、人材供給における顧客支援を充実させるためのロジスティクス戦略が伺える。
 
※1ビジネス・スペシャリスト/専門性をいかして既に独立、または将来独立可能な個人または個人事務所

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:50| 知識