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2005年07月07日

【知識】富士ゼロックス、上海市に教育・研修センターを開設

富士ゼロックスの中国販売拠点である富士ゼロックスチャイナは、営業力を強化するための教育拠点、「Learning & Development Center」を、上海市に開設した。総敷地面積は1,685m2、建設費・設備費に約180万ドルを投じ、主に直販営業職および保守サービス職社員を対象に、今年度は延べ約2,500名、合計 約65,000時間にのぼる教育・研修を行なう予定。
富士ゼロックスは、中国を重要戦略地域と位置づけ、同社の強みでもある直販・直サービス体制を増強している。単なる商品のみではなく付加価値のあるソリューションやサービスを提案するには、ユーザーの経営課題やニーズを把握する能力、商品や技術に関する豊富な知識、プレゼンテーションや販売、交渉スキルなどが必須となる。これらの営業スキルを向上させるのみではなく、社員一人一人の成長を目指し、全面的な営業教育を実施するため、Learning & Development Centerを建設した。中国でこのような常設の研修センターは業界初となる。
センターには、大小の教室のほか、デジタル・ラボラトリー、商品実習ルームなどがあり、商品や技術に関する教育や、商品を使用しての演習、管理職研修など、50以上に渡る教育プログラム・研修コースを実施する。また、同社の商品を扱うパートナー(代理店)に向けた、商品や技術、アプリケーション教育の提供も計画していく。
富士ゼロックスチャイナでは、Learning & Development Centerを社員のみでなく、同社のパートナーとの学習およびコミュニケーションの場と位置づけ、商品や技術の最新情報を提供し、同社のみでなく、パートナーの事業成長の一助となることを目指す。
同社の重要戦略地域である中国において、強みとしてきた直販体制を増強を目的とし営業教育拠点の設立は、費用対効果を考えた必要投資であり、設立決定プロセスに至るロジスティクス的視点があったと思われる。また、営業スキルを向上させるためのプログラムや教育担当者の派遣、必要資料の整理、製品に関する詳細情報の共有等、他部門に渡る連携により、効果が最大化すると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:46| 知識