<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2005年02月10日

【流通】凸版印刷、電子書籍サイトで「ちびHanakoケータイ版」配信

――雑誌ブランドのネット進出による情報価値の変化――

凸版印刷は、同社が運営する携帯電話向け電子書籍サイト「Handyブックショップ」で、「マガジン(雑誌)コーナー」を新設し、さまざまな雑誌コンテンツをKDDIの「CDMA 1X WIN」向けに配信を開始した。初回タイトルとして、マガジンハウスと共同開発した「ちびHanakoケータイ版」を2月3日より配信開始。雑誌「Hanako」に掲載されたショップを中心に、携帯電話の利用シーンに合わせた特集タイトルを地域別・テーマ別にラインナップしていく。価格は290円(税込)。
昨今の携帯電話端末の高機能化・通信料の定額化により、より豊富なコンテンツ配信が可能となっており、雑誌を素材とした携帯電話コンテンツの開発・販売を推進してきた。今回の「Handyブックショップ」での「マガジンコーナー」を創設から、女性誌・ビジュアル誌・情報誌などのラインナップを充実させていく予定。
雑誌の場合、消費者は「購入」し、様々な情報を得るのに対し、ネットでの情報検索は無料の場合も多く、携帯電話を含めたネット上での情報提供による価値転換は難しい一面もあった。リアルの雑誌ブランドを活用したコンテンツ配信は、電子書籍の新たな流通スタイル普及にもつながると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:48| 流通