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2005年02月16日

【流通】ネットプライス、ロッテリアと提携しショッピングサービスを開始

――リアルとネットのリンケージで広告の機能が変わる――

EC企画運営会社のネットプライスとロッテリアは、業務提携を行ない、2005年2月18日(金)より、ロッテリアの全国全店におけるトレーマット(お盆の上に敷かれている紙マット)と、ネットプライスのモバイルコマースを連動させた、ショップ利用者限定のショッピングサービス「ロッテリアギャザリング」を共同で開始する。
ロッテリアは、今まで新メニュー紹介や他社広告などに利用していた、食事用トレー(お盆)に敷いたトレーマット(紙マット)へ、今回、ネットプライスと共同で展開する専用のモバイルコマースサイト「ロッテリアギャザリング」の告知、同サイト上で販売する商品、ならびにサイトにアクセスするためのURLやQRコードを掲載し、ショップ利用者の同サイトへの誘導を図る。一方、ネットプライスは、「ロッテリアギャザリング」上で、ロッテリアのショップ利用者を対象とした、ファッション、美容・コスメ、雑貨等合計約30点の商品を毎週週替りで選定し、企画サイトの編集・運営、商品仕入、配送、決済、ならびに購入者のサポートを行うことで、新規顧客の獲得および販売力の拡大を目指す。商品は購入者が増えれば増えるほど価格が安くなる、ネットプライスの「ギャザリング」(共同購入)方式にて販売される。また両社では、今後もトレーマット以外のショップ内メディアを使ったサービスモデルの構築を追求していく。
今回の提携によりロッテリアでは、店舗内での食事時間を使った新たなショッピングコンテンツの提供を行うことで、ショップ内エンターテインメントの充実、ひいては更なる顧客満足度の向上を図る。また、自社のショップ内メディアを通じて販売された商品売上のうちの一部を、ネットプライスからマージンとして提供されることで、従来の広告モデル以外の「広告外収益モデル」を構築することが可能となる。
モバイルコマースが可能なインフラと、QRコードなどによる簡単なネットへの誘導など、リアル店舗内でのアフェリエイト的な仕組みが可能となってきた。リアルの広告が認知度向上など情報発信的な機能から、実際のビジネスへ直結する手段となってきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:46| 流通