<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2005年02月24日

【流通】シャープ、太陽光発電システムを核にした独立型電源システムを開発

――同時に求められる独立型電源システム流通のための基盤構築――

シャープは、太陽光発電システムを核とし、燃料電池と蓄電池を組み合わせた新規独立型電源システムを開発した。このシステムを用いて、三重県立四日市工業高等学校で実証試験(※1)を行う。
今回開発したシステムの特長は、系統電源と接続していない独立型電源システムであることから停電時にも使用できる点と、純水素を燃料とし温室効果ガスを排出しない固体高分子形燃料電池(PEFC)の採用で環境負荷ゼロの運転を可能としていること。このシステムは、非常用電源としての役割の他に、学校施設における環境教育ツールとしても活用できる。
同社では、住宅用や産業用太陽光発電に加え、このように太陽光発電システムを活用した新規エネルギーサービスソリューション事業の提案も積極的に行う。
独立型電源システムそのものの開発の他に、電源システム設置のための設置アクセサリーや、メンテナンス体制、交換燃料の供給体制等、運用面でのバックアップの強化、すなわち独立型電源普及のための流通基盤も今後、開発、整備されてくると思われる。

※1 三重県から「三重県燃料電池実証試験補助金」の適用を受け、2005年3月末より2006年1月まで実証試験を行う。現在、三重県では、四日市市と鈴鹿市が構造改革特区の認定を受け、燃料電池システムの普及に向け、積極的な取り組みを行っている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:14| 流通