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2005年04月18日

【流通】大和ハウス、株式取得で日本体育施設運営を子会社化

――マンション事業の複合化によるニーズ創出――

大和ハウスは、今月の14日にササダ・ファンドが保有する日本体育施設運営(以下「NAS」)の株式と新株引受権の全てを大和ハウスが取得することにつき、株式譲渡契約を締結し、NASを連結子会社とした。
同社は、創業50年「建築の工業化」を企業理念として住宅を中心に事業を拡大してきた。そして節目の年にあたり、「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、新たな領域へも挑戦していく。一方NASは、1972年に設立され、業界のパイオニアとして、現在フィットネスクラブを日本全国に47事業所展開しており、業界有数の事業規模を有しているが、従来の施設運営型のスポーツクラブから脱却して「スポーツによる生きがい作り」「余暇の創造」を標榜して、Webを通じたスポーツサークル活動の支援や、地域住民への各種プログラム(ミニコンサート、ヨガ教室等)の提供等、ソフト面の充実を図っている。NASの標榜する「スポーツによる生きがい作り」「余暇の創造」は、大和ハウスの標榜する「人・街・暮らしの価値共創グループ」を軸とした事業戦略に適合しており、今回の業務提携を通じて大和ハウスグループの一層の企業価値増大が図れるものと考えている。
具体的には、大和ハウスの持つ流通店舗事業、マンション事業における開発力、技術力のハード面と、NASの強みであるソフト面の相互補完により、デベロッパー事業における付加価値の創出や、リゾート事業、ホテル事業との相乗効果をねらう。
既存マンションのリニューアル事業や、新規マンション事業時に、建物の一部や、隣接地域へのスポーツクラブを設立することなども可能になり、複合施設的な要素を持ったマンションが増えるなど、今までにない斬新なマンション事業なども考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:26| 流通