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2008年06月10日

【物流】運賃転嫁、わずかに上回り40%台をキープ

5日、「経油価格の影響と運賃転換に関する調査」(5月調査)が全ト協によって発表された。全国の849事業者を対象に、運賃転嫁の実態や値上げ交渉の状況について5月16日〜6月3日にかけてアンケートが実施された。そのうち、531事業者から回答を得た。

それによると、「転嫁できている事業者」は、3月に行われた前回の調査から0.9ポイント増え、44.3%となった。運賃転嫁の方法として複数回答があった中で最も多く挙げられたのが「現行の運賃単価を値上げ」で70%を超えた。しかし、「別途サーチャージ設定」については18.7%にとどまっている。

また、軽油の値上がりによって収益にどのような影響が出ているかについては、「収益悪化に大きく影響している」が前回、3月に行われた調査より2.3ポイント増加し79.8%となった。また、「やや影響」の19.0%を合わせると、ほぼ全ての事業者が影響を受けているという結果となった。

燃料費のコスト上昇により、荷主に運賃値上げの「交渉を行った」のは21.1%であるが、「交渉している」の47.5%を合わせると、約7割の事業者が実際に交渉を行っており、「交渉していない」は4分の1を割り込み少なくなってきている。

荷主と交渉した運賃転嫁の結果については、「ほぼ転嫁できている」の1.9%と「一部転嫁できている」の42.2%で、ともに前回の結果をわずかに上回り40%台をキープしている。一方「まったく転換できていない」は54.8%でわずかに減少した。

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投稿者:gotsuat 10:34| その他