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2005年06月08日

【流通】SSK、ネット上でオリジナルユニフォームを制作できるシステムを開発

――Webを活用した衣料品の購入プロセス浸透――

エスエスケイでは、インターネット上で、デンマークのスポーツブランド「ヒュンメル」のサッカーユニフォームをデザインシミュレーションから注文まで一貫して行える「オンリーヒュンメル」カスタムオーダーシステムを開発した。
「ヒュンメル」はデンマークのスポーツブランドであり、英国プレミアリーグのアストンビラをはじめ、スコットランドリーグのハーツ、リトアニア代表などにユニフォームをサプライすると共に、ファッション&カジュアルの商品を展開するなど、サッカーファンだけでなく多くの人の注目を集めているが、今回の取組により、世界中で唯一「ヒュンメル」ブランドのオリジナルユニフォームをデザインできることにある。
このシステムが開発されたことにより、従来はイメージしづらかったユニフォームデザインの詳細にいたる部分までパソコン上で確認することができるようになり、ユーザーにとってはより自分たちの好みに合わせたチームユニフォームを自宅にいながら制作することが可能となった。
対象になるのは、ゲームシャツ、パンツ、ストッキングで、それぞれ基本スタイルや、襟や袖、カラー、ラインなどを組み合わせることで、10万通り以上のパターンを制作することができる。ヒュンメルのトレードマークであるシェブロンマークの種類も3種(二連、五連、ライン)をご用意し、ひときわ個性的なユニフォームの作成も可能になった。オーダーは4枚から可能なのでフットサルのチームにも対応している。
今後、SSKでは、インターネット上で、Tシャツやトレーナーのデザインをシミュレーションしながら、オリジナルウェアを作れる「SOMPS/ソンプス」や、同じくインターネット上で野球のオリジナルユニフォームを作ることができる「SSKユニフォームウェブ」とあわせて、個性的なオーダーに応えられるよう、カスタムオーダーをさらに充実させていく。
Web普及当初は、リアル店舗で実際の商品を手に取り、素材や質感、サイズの確認が大きな問題とされてきた。しかしながら、昨今の技術的な課題の克服や、ユーザーのネット購入に対する意識の広がりなど、ネットを介した購入に対する障壁が、ユーザーベースで低くなりつつあり、Web技術を駆使した独自の販売プロセスが実現可能となりはじめている。今回のオリジナルユニフォーム制作サイトのように、自らのカスタマイズによる商品購入は普及段階を迎えており、利便性や独自性を追求したWebサイトがますます増え、Webを利用した商品流通量が拡大してくると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:48| 流通