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2005年06月24日

【流通】NEC、PCサーバーなど展示・販売の直営店舗「NECクラサバ市場秋葉原店」を開設

――BtoB市場を対象とする店舗流通網の構築――

NECは、PCサーバ「Express5800シリーズ」の展示販売を行う、初めての直営店舗「NECクラサバ市場 秋葉原店」を6月25日に開設。
「NECクラサバ市場 秋葉原店」の主な取扱商品は、PCサーバ「Express5800シリーズ」や、ビジネスPC「Mate」「VersaPro」などであり、Webやカタログ、広告だけでは確認できない商品の良さを展示された実機やデモを見て納得して購入してもらうことを目的とする。
新店舗には、商品の特長をユーザーが実際に閲覧するショールームの機能と、システム導入相談も可能な販売店舗の機能があり、SOHOや中小規模企業などを中心とした新たな需要の開拓や製品ニーズの把握、認知度拡大につながるものと考える。1階フロアでは、ユーザーニーズにきめ細かく対応し商品化した水冷式静音サーバ、省スペース型スリムサーバ、Bladeサーバ、無停止型ftサーバなどの国産メーカーならではの"こだわり商品"の展示やデモの実施のほか、Web販売している商品をその場で注文することもできる。また、2階フロアでは、NECの専門販売員が常時待機して細かなシステム導入の相談に対応するほか、販売代理店が商談の場として活用することができる。この店舗は、様々なユーザーが気軽に商品を閲覧できる場として、都内の交通要所でありIT産業の発信基地としてますます発展が見込まれている秋葉原に開設したもので、今後は他地域へも展開を図ってゆく予定。
PCサーバは、コモディティ化が進みWebやカタログなどでの購入が増える一方、ユーザーが購入前に実機を確認する機会が減っている。こうした中、NECでは商品の良さを実際に見たり触ったりして実感してもらうための展示会「クラサバ市場」を東京、大阪、名古屋など全国で過去4回開催しているが、ユーザーから常設展示の要望が高まっていた。NECでは、このようなニーズに応えるための店舗として「NECクラサバ市場 秋葉原店」を開設することとなった。
購入に慎重さが要求されるサーバーをメインに取り扱う店舗として、ショールーム機能やシステム相談対応、商談スペース設置など、さまざまなバックアップ体制を強化している。カタログ上でスペック表示だけでは把握しきれない実機によるパフォーマンスの確認から、ネットワーク構築に至る複雑な相談まで、サーバー導入時の顧客ニーズを集約する上で、実店舗網の構築は、BtoBを対象とする機器メーカーにとって、新たな流通戦略と言える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:32| 流通