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2005年07月04日

【流通】ヤマト運輸など、通販事業者向け総合決済サービス「宅急便コレクト」を開始

――ネット利用者の決済スキルに対応すべきリアル店舗網――

ヤマトグル−プのヤマト運輸及びヤマトフィナンシャルは、通信販売等の商品代金決済サービスのラインナップを拡充し、「通販事業者様向け総合決済サ−ビス『宅急便コレクト』」を開始。
ヤマトグループでは、1986年から荷物の配達時に品代金を現金で回収する代金引換サービスを展開し、2001年にはインターネットによるクレジットカード決済サービスを開始している。しかし、近年の通販市場の拡大に伴って決済方法が多様化し、カード・コンビニ・携帯電話での支払い等、決済手段をもっと充実して欲しいという要望が通販業者様・消費者双方から発生していた。そこで今回セールスドライバーによる「届け時のカ−ド払い」の全国展開と、「コンビニ・郵便局払い」「パソコン・携帯払い」を新たに導入し、「通販事業者向け総合決済サ−ビス『宅急便コレクト』」を開始することになった。
通販事業者にとって、豊富な決済手段の提供は、販売機会の損失を防ぐ意味でも非常に重要となっている。反面、独自システムの構築は、中小事業者にとって負担も大きいことから、今回紹介した決済サービスはプラットフォームサービスとして利用拡大が見込まれる。リアル店舗での購入時には現金、又はカード決済が主流であったが、様々な手段の選択が可能となっているネット通販利用が広がるに連れ、決済手段選択についての認識が広がることで、リアル店舗における購入プロセスにも大きな影響が出てくる可能性もある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:17| 流通