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2005年07月22日

【流通】アマゾン、携帯サイト向けアソシエイト・プログラム開始

――消費起点としての携帯電話の存在――

ネット書籍販売大手のアマゾンは、「Amazon モバイル アソシエイトを本格的に開始した。このプログラムは、個人から法人まで、登録した携帯サイトで、PCサイトと同じ報酬体系で利用することが可能。さらに、モバイル向けのQRコードから「Amazonモバイル」へリンクできる。例えば、雑誌や広告等の紙媒体で掲載するQRコードにアマゾンのアソシエイトID(※1)を組み込むことで、「Amazonモバイル」に読者を誘導し、自らのPCサイトや携帯サイトを持たなくても、読者にアマゾンでのショッピング機能を提供できる。 「アソシエイト・プログラム」とは、第三者がWebサイト上でアマゾンへのリンクを掲載し、利用者がそのリンクを経由してAmazon.co.jpで商品を購入した場合、紹介料としての報酬を得ることができるプログラム。
PCサイトを閲覧できる携帯機種も登場し始めており、通信環境の向上もあり、携帯からのネット接続機会も増えている。常時ネットへ接続できる特性を活かすことで、携帯電話は、通話やメールといったコミュニケーションツールから、コンテンツのダウンロードはもちろん、商品・サービスの消費活動における起点として、供給者側、需要者側の認識が浸透してきそうだ。こうしたアソシエイト・プログラム、QRコードを利用したリアルの媒体からのネット誘導など、商品・サービスの流通起点として携帯電話が活用されてきそうだ。

※ 1 アソシエイトID
  個々のアソシエイト・メンバーに対して、自動的に生成されるユニークなID。アソシエイトアカウントを特定するために使われる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:02| 流通