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2005年09月06日

【流通】ソフマップ、ビックカメラとの具体的提携内容発表

――リユースを機軸にした小売店主導のサプライチェーン構築――

ソフマップビックカメラは、1月24日に締結した資本・業務提携に関する覚書に基づき、下記の取り組みを進めていく。
1)ソフマップの強みであるリユース事業において、その買取ノウハウをビックカメラに提供する。ソフマップは、ビックカメラが買い取った中古商品を商品化センターで再生し、同社店舗で販売することにより、リユース事業の一層の拡大が可能となる。予定としては、9月初旬よりビックカメラ有楽町店、9月中旬より同社新宿西口店、及びパソコン館池袋本店において、中古商品の買取を始める。
2)ソフマップにおける携帯電話の仕入に関して、新たにビックカメラと協業する。これにより、ソフマップでは、業界有数の販売量を有するビックカメラと同条件での仕入が可能となる。新たなスキームは9月初旬より稼動する予定であり、ソフマップとしては、これを機に、各店舗での携帯電話の販売をさらに強化していく。
上記に加え、デジタル家電の販売に強みを有するビックカメラ店頭でソフマップ販売員の実地研修や人材交流についても、今後具体化していく予定。
両社が資本提携しリユース事業におけるノウハウやインフラを共有し、買い取りから修理・点検、販売に至るチェーンが最適化されることで、消費者にとっての利用機会促進にもつながる。PCのようにリユースが比較的可能と思われる商品については、メーカー〜小売〜消費者に至るサプライチェーン、そして消費者〜消費者に至るリユースフローの構築による消費機会の創出が重要な取り組みとなってきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:14| 流通