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2005年09月07日

【流通】日立とクラリオン、車載情報システム事業での集約購買を開始

――事業提携による流通網の拡大――

日立製作所とクラリオンは、オートモティブシステム事業の強化を図るべく、10月からナビゲーションをはじめとしたCIS(車載情報システム/Car Information Systems)事業における資材調達に関して、集約購買を開始する。
両社は、車載情報技術・機能の急速な進展や多様化、さらにはナビゲーション市場のグローバルな拡大を背景に、今年4月に協力関係を強化し、互いにCIS事業の拡大を図ることで包括的に合意している。この間、優位技術の融合、製品競争力の強化に加え、リソースの集中による開発投資の効率化、スピードの加速を図るべく、開発担当者の集結を行うとともに、タスクチームを発足し、具体的な協業内容を検討してきた。
今回、協業の一環として、日立およびクラリオン、さらには日立の100%子会社であるザナヴィ・インフォマティクスにおいて、CIS事業における部品、材料の集約購買を実施する。
原材料をはじめとした資材費の低減、取引先選定による発注先の集約、部品の共通化などを推進し、システムの品質向上、コスト競争力強化を図る。さらに、取引先の新技術、新商品も積極的に採用することで、今後3年間で30%以上の購入価格低減を目指す。
今後も、両社は、CIS事業のさらなる強化に向け、販売ルートの相互活用やアフターサービスへの対応などについても検討を行う予定。 
両社の車載情報システム事業における協業として資材調達における集約購買をスタートさせが、今後、販売ルートの活用やアフターサービスなど、強固な流通網を構築する上で、互いの既存流通網活用と強化が求められてきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:14| 流通