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2005年11月02日

【流通】NTT番号情報、検索キーワード連動型広告サービス開始

――地理的要因を活かすネット流通――

NTT番号情報は、全国約1,100万件の企業・店舗情報、及び付加価値情報が検索できるローカルサーチ(地域情報検索)サイト「iタウンページ」で、検索キーワード連動型広告サービスの提供を開始した。
Google日本の「ローカルβ版」、YAHOO!JAPANの「エリア検索β版」などが相次いでスタートするなど、今後、ローカルサーチ対応サービスに対するニーズが益々高まり、アクセス数も増加すると考えられる。
このような市場動向に鑑み、同社ではiタウンページの抜本的なリニューアルを実施し、昨年11月には日本における本格的なローカルサーチ(地域情報検索)サイトとして刷新、以後、今年7月までにポータルサイト「goo」「ocn」「@nifty」「So-net」「hi-ho」「MSN(R)」などと相次いでアライアンスを組み、各サイトへ広告を配信。また、ローカルサーチ市場での消費者生活・行動を支援する「mi(マイ)タウンページ」を導入し、事業者と消費者との接点をより近づける仕組みを作ってきた。
従来のiタウンページ広告は、「キーワード」と「住所」の組み合わせにより検索された企業・店舗の情報を表示するが、本広告は、どこの住所を入力した場合でも「キーワード」に連動し、表示される。
料金は1表示あたりの単価を設定、広告表示回数に応じて料金を計算し請求する、いわゆるインプレッション(表示)型「従量課金方式」を採用。現在62分類の「キーワード」を設定しているが、事業者の要望に応えて順次増設し、販売していく予定。
これまでこうした地理的要因を克服するメリットを活かしたEC展開が多かったが、今後は既存のリアル店舗やキャンペーンなど、地理的条件との密接なリンケージによる販売機会創出活動が、EC市場、商品流通における重要な戦略となってきそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:31| 流通