2005年11月28日
【流通】日立情報システムズ、流通業向けシステム強化
――活用ノウハウが求められる情報システム――
日立情報システムズは、カード・クレジット基幹システム「ＥＸＰＡＹ（エクスペイ）」の共同利用サービスを中核に、クレジットカードの企画・コンサルティングから発行手続、カード決済端末の設置、決済業務の運用まで、カード・クレジットの自社運営を実現するＢＰＯサービスを、来年４月から開始する。
「ＥＸＰＡＹ」は、カード・クレジットビジネスのコンサルティングで実績を持つアイエスアイが開発した日本初のオープン系クレジットカード基幹システム。日立情報はアイエスアイとの協業により、「ＥＸＰＡＹ」を共同利用するためのシステム運用基盤を自社データセンタ内に構築し、来年４月から運用開始する予定。
これにより日立情報は、クレジット機能付きハウスカードの発行による顧客囲い込みや顧客サービス向上を狙う中堅・中小規模の流通・小売業などに向け、カード・クレジットの自社運営サービスを提供していく。
これまで独自のカード発行が難しかった中・小規模の小売事業者にとって、今回のシステム導入により、顧客の囲い込みからマーケティングへの活用が期待される。今後は会員システム導入による優位性から、活用ノウハウの有無による差別化の時代に入ると考えられ、流通業にとって多様化する消費者のニーズへの「対応力」が、益々求められてきそうだ。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 11:41| 流通
