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2005年12月14日

【流通】マッドハウス、劇場用映画をアニメ化

――コンテンツ流通で優位を発揮する日本――

インデックスの子会社で、アニメーションの企画・製作、著作権管理等をおこなうマッドハウスは、作家筒井康隆の「時をかける少女」と「パプリカ」の2作品を劇場用アニメーションとして製作する。
マッドハウスは、1972年設立以来、数多くの作品を手がけ、海外においても高く評価されてきた。さらにハイクオリティのアニメーション作品制作を目指し、劇場用映画からTV作品、オリジナルビデオ作品と幅広く提供している。
今回劇場用アニメーションとして製作される「時をかける少女」で監督を務めるのは、近作の劇場版「ワンピース オマツリ男爵と秘密の島」や劇場版「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」などを手掛けた、東映アニメーション出身の細田守。キャラクターデザインは「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が、美術監督は「もののけ姫」の山本二三が務める。
数々のアニメーション作品を生み出す日本において、これまでアニメ作品やゲームなどの実写化が進んできた。インターネットの普及や放送メディアの概念が変化する中、今回紹介したような事例など、「原作」を多様な手法で流通させることにより、効果を最大化する動きが進んできそうだ。コンテンツ流通方法として、日本のアニメ技術、プロモーション力が優位を発揮しそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:25| 流通