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2005年12月22日

【流通】ファミリーマート、新決済サービス導入

――進化し続けるコンビニが新たな業態を創造する――

ファミリーマート、伊藤忠商事、東芝テックの3社は、経済産業省と共同で取り組む「日本版フューチャーストア・プロジェクト」の実証実験を、2006年1月30日から2月24日の約1ヶ月間、「ファミリーマート伊藤忠ビル店」で実施する。
電子タグと電子マネー(Suica)決済を組み合わせた「EXPRESS POS」を使用し、スピーディーな決済を実証実験する。通常のレジ決済に要する時間と比較するとおよそ2分の1の決済時間となり、混雑時間帯のレジ待ち時間を短縮するなど、利便性を高める。
今回の実験では、電子タグを、おむすび、弁当、菓子パン、飲料※1など約500アイテム・8万個の商品に貼付し、今回新たに開発した"EXPRESS POS※2"で購入商品の一括読み取りを行い、電子マネーで決済する。電子タグを貼付する商品は、同店で取扱のある約2500アイテムの中から、レジが最も集中して混雑する昼食時に主に買われる商品群を選定した。
又、電子タグ貼付け用ハンドラベラーやハンディリーダライタを用いて、大量の商品への電子タグの貼付とデータ書き込みを物流センターで行なうことにより、出荷検品が可能となる。また、店舗においても効率的な入荷検品が可能。これにより、バックオフィスの効率化についても実証実験を行なう。
電子マネーの普及に伴い新たな決済に関する今回の実証実験により、利用者の利便性向上だけでなく、バックオフィスの効率化も期待される。コンビニは常に進化し続ける小売業の先端を行く業態として、今後もその姿を変え続けていくことになりそうだ。

※1
おむすび、弁当、寿司、調理麺、調理パン、菓子パン、惣菜、サラダ、半生菓子、デザート、チルド飲料、ペットボトル飲料、缶飲料、カップ麺、カップスープ
※2
"EXPRESS POS"は、電子タグ貼付商品を電子マネー(Suica)で購入する専用のレジ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:16| 流通