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2005年09月15日

【知識】富士通フロンテックなど、サービスロボットを限定発売

富士通フロンテックと富士通研究所は、共同で案内・搬送・巡回などの作業支援を行うサービスロボットの実用機を開発した。「enon(エノン)」の名称で、9月13日から富士通フロンテックより一部のユーザーに販売を開始した。
「enon」は、本年9月15日から慶応義塾大学で開催される第23回日本ロボット学会学術講演会で発表する。また11月30日から東京ビッグサイトで開催される「2005国際ロボット展」に出展する。
今回の「enon」は、昨年9月に発表した試作機を小型軽量化し、安全機能追加などの改良を加えて、実用機として完成させたもの。搬送用ロボット、清掃用ロボット、監視用ロボットなどの専用のロボットとは異なり、一台で案内・誘導、搬送、巡回・見回りなどの多様な活動ができる先進的なロボットである。
今回、富士通フロンテックより、一部のユーザーに「enon」の販売を開始し、11月以降順次納入する予定(日本国内のみ)。この販売を通して実シーンでの稼動実績を経て、今後拡販を検討していく。
人間に代わりロボットがその役割を果たせる分野が広がっており、作業現場やオフィスにおいて、積極的にロボットが登用される時代を迎えそうだ。今後、ロボット活用型のロジスティクス的な組織編成、事業運営モデルも求められる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:41| 知識