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2005年09月16日

【知識】キヤノンとアドビ、効果的な文書ワークフロー実現で協力

キヤノンとアドビ システムズ インコーポレーテッドは、効果的な文書ワークフローの実現を目的として協力することを発表した。
この協力関係に基づき、両社は、キヤノンの複合機「imageRUNNER(イメージランナー)」シリーズ、ならびにビジネス・ソフトウエア群「imageWARE(イメージウエア)」シリーズと、アドビの「Adobe(R) LiveCycle(TM)ソリューション」である「Adobe LiveCycle Policy Server(アドビ ライブサイクル ポリシーサーバー)」、「Adobe LiveCycle Barcoded Forms(アドビ ライブサイクル バーコーデッド フォームス)」、およびAdobe PDF技術を利用した「PDF Scan Library(ピーディーエフ スキャンライブラリー)」、PDF印刷を加速化する機能との連携を実現していく。これにより、扱いやすい紙文書と、加工しやすい電子文書の、より柔軟で安全な双方向変換を可能とすることで、企業および組織におけるさらなる業務効率化を提案して行く。
この協力関係により、両社はまず二つのソリューション実現を目指す。
その一つは、文書の配信・閲覧・印刷の権限を管理するシステム。このシステムは、キヤノンの複合機が備える紙文書の電子化機能や印刷機能をさらに拡張し、「Adobe LiveCycle Policy Server」との連携を可能にすることで実現する。
二つ目は、紙を媒体にしてデジタルデータを効率的に受け渡すためのシステム。「Adobe LiveCycle Barcoded Forms」は、PDF上に入力されたデジタルデータを2次元バーコードに変換し、PDFに埋め込む機能を備えている。キヤノンの複合機で、この2次元バーコード情報が付加された紙文書を読み取ることで、データの再入力をすることなくデジタルデータへの再変換を可能にする仕組み。 
実際のビジネスシーンにおけるソリューションを開発するため、技術的な連携や、新たなサービス開発、拡販戦略など、両社の各組織を横断した取組が行われている。両社の得意とするハード、ソフトの開発ノウハウを活かしたソリューションサービスの開発・拡販に向けたロジスティクス的な取組がなされているといえる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:41| 知識