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2005年11月08日

【知識】日産自、横浜工場に157億円を投資

日産自動車は、横浜工場の生産能力を拡大する。昨年度からの投資110億円に加え、2007年度まで新たに157億円を投資する。2007年12月までに、エンジンの生産設備およびサスペンション等の自動車用ユニット生産設備の能力を拡大し、将来の増産に対応するとともに、環境技術対応等のライン更新投資を行う。
この生産設備の拡大によりエンジンの生産基数は、43万基/年(2005年度予定)から68万基/年(2007年度)に引き上げられる。
横浜工場は、日産自動車発祥の地で、わが国初の自動車量産工場として1935年に稼動、1942年からエンジン生産を開始した。1965年からは、エンジンおよびサスペンション等のユニット生産の専門工場として、グローバルの日産グループにおけるユニット生産工場のマザープラントとして成長している。今後、同社は、横浜工場をユニット部品の主要生産拠点として位置付け、日産グループ内のグローバル生産拠点への生産技術を展開する機能も充実させていく。
同社では、3ヵ年計画「日産180」を達成し、現在、新3ヵ年計画の「日産バリューアップ」の達成に向け全社的な取組みを行っている。横浜工場は、主要エンジンの生産工場として、これら経営計画の達成において大きな役割を担っていく。
新たな中期計画に基づき、生産、販売、財務等、組織横断的な判断として、今回の工場への投資が決定されており、同社のロジスティクス戦略が伺える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:17| 知識