2006年01月06日
【流通】東芝、ＨＤ ＤＶＤを米国で発売
――業界標準化への流通戦略――
東芝は、業界初のＨＤ ＤＶＤプレーヤーを２００６年３月に米国で発売する。
ＨＤ ＤＶＤプレーヤーの新製品である「ＨＤ−ＸＡ１」および「ＨＤ−Ａ１」は、ＤＶＤフォーラムにより策定された次世代ＤＶＤ規格である「ＨＤ ＤＶＤ」によってもたらされる広範で、先進的な機能性を有しており、優れたＨＤ画像やクリアーな音声、新機能「ｉＨＤ」を実現。
同社では、大手のハリウッド・スタジオ各社、主要な小売業者、その他関係者との議論と協調を通じ、ＨＤ ＤＶＤの最適な発売日を調査し、米国発売の時期を２００６年３月に決定。これは、大手のハリウッド・スタジオがＨＤ ＤＶＤ対応の映画タイトルを発売すると予想されている時期と同じである。
「ＨＤ−ＸＡ１」および「ＨＤ−Ａ１」は、２００６年３月に小売業者への出荷が開始される。製品、マーケティング、販売促進計画の詳細は、米国での同社のマーケティング事業部門である東芝アメリカ家電社により、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーに先立ち、ラスベガスで２００６年１月４日に開催する記者会見で発表。
異なる規格が並行して開発されてきた次世代ＤＶＤの流通が米国で始まる。実質的な標準規格となるためには、製品自体の優劣だけでなく、流通戦略が大きなウェイトをしめてきそうだ。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 12:00| 流通
