2006年01月13日
【流通】伊藤忠商事とユニー、包括的業務提携
――総合商社の存在感が高まる流通再編――
伊藤忠商事とユニーは、商品開発や販売などで包括的な業務協力の覚書を締結する。伊藤忠商事は、現在実行中の中期経営計画’Ｆｒｏｎｔｉｅｒ−２００６’において、生活消費関連分野を最重点分野の一つと位置付けており、リテイル関連事業を中心とした事業展開に注力している。
伊藤忠商事とユニーとは、従来から食品流通分野において親密な取引関係にあり、伊藤忠グループ食品卸を中心として様々な協力関係の構築を推進してきた。今回の包括的な業務協力に関する合意を機に、ユニーの保有する小売り拠点と顧客・資産・消費者市場におけるビジネス開発等の機能と、伊藤忠の保有するグローバルネットワーク・商品調達・ブランドビジネス・マーケティング・ＩＴ（情報技術）・ＬＴ（物流ノウハウ）等のリテイルサポート機能を有機的に結合させ協力関係を推進する。
| 業務協力の対象分野 |
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1）
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商品開発・販売、及びそれに関わる調達 |
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2）
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情報技術及び物流関連業務 |
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3）
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不動産開発、及びデベロッパー業務 |
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4）
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その他両社にて合意した分野 |
総合商社が食品分野を中心に小売業との関係を強化している。今回の事例では、商品の調達や物流機能、マーケティングなど、幅広い分野で両者の協力関係が構築されようとしている。今後、こうしたノウハウを背景とした総合商社と小売事業との関係が強化されると共に、既存の卸売業を含めた流通再編が進んでくるものと考えられる。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 11:55| 流通
