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2006年02月24日

【流通】UFJニコス、ジュンク堂書店新店舗に非接触ICカード決済サービスを導入

――流通効率化へつながる決済手段の高度化――

UFJニコスは、ジュンク堂書店と2月24日にファッションビル「京都BAL」内にオープンした京都最大級の大型店舗に、非接触ICカード決済サービス「Smartplus(スマートプラス)」を導入することで合意した。POSシステムと連動する新型端末を設置し、オープンと同時に取扱いを開始した。
ジュンク堂書店は、神戸、東京、大阪、京都、福岡、仙台、名古屋、広島など全国主要都市で書店チェーンを展開(現在27店)。各店舗共に専門書を豊富に揃える大規模書店として高い支持を得ており、UFJニコスとは既に提携クレジットカード「ジュンク堂NICOSカード」(会員数4万人)やオリジナル商品券「ジュンク堂ギフトカード」の発行などで提携している。
また、ジュンク堂では売り場レジ前の混雑を緩和し待ち時間を短縮するために、携帯電話や専用カードをリーダーライターにかざすだけでスピーディーにクレジットカード払いが可能な当社の「スマートプラス」を昨年8月25日から日比谷プレスセンター店を皮切りに各店に順次、導入している。
今回、POSと接続しデータ連携可能な専用の新型売上端末を設置し代金支払いのスピードアップを実現。具体的には、同社POS端末と「スマートプラス」専用端末を接続/連携することにより、非接触ICカード決済を行う際、両方の端末に金額を入力する、いわゆる「2度打ち」が不要となり、レジ前での処理スピードが飛躍的に向上し利用者を待たせない体制を確立するシステムとなるもの。
なお、「スマートプラス」のサービス手順は、

(1)
携帯電話の場合は予め、利用者が携帯電話のICに「ジュンク堂カード」の情報をダウンロード
(2)
レジに設置する専用端末に専用カードか携帯電話をかざす
(3)
伝票はサインレス、わずか数秒でカード決済処理が完了
利用者は煩雑な小銭を持つ必要がなく、また電子マネーと違い、後払い方式のため事前のチャージ(前払い)も不要。利用分は「ジュンク堂NICOSカード」の請求と合算される仕組みで、同カードのポイントも付与される。
ICカード決済サービスの導入により、利用者のレジ待ち時間を短縮するだけでなく、購入履歴から新たなマーケティングへの活用も考えられる。利便性向上に伴い、高度なマーケティング活動を可能とする新たな決済手段の導入により、流通の効率化につながる可能性がある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:42| 流通