2006年03月03日
【流通】あらたと中央物産とシスコ、合併に基本合意
――ＳＣの最適化へ向けた中間流通機能強化――
あらた、中央物産およびシスコは、平成１８年１０月１日を合併期日として、３社が合併することについて基本的に合意した。
生活用品の卸流通業界では、景気のゆるやかな回復が取り沙汰されているものの、人口の減少傾向にともない、総需要が増えず、依然として先行き不透明な経営環境が続いている。一方、小売業界は大手チェーンストアの合従連衡や広域多店舗化が進展し、また業態間競争も激化するなど、大きな激動期を向かえている。
こうした外部環境の変化にともない、中間流通業に求められる機能もまた大きく変化してきており、新しい機能の提供が必要となってきた。
３社は既に、平成１７年１２月８日付にて「包括的業務提携契約締結」を発表し、その後、業務提携のあり方などについて検討してきたが、今回、業務提携から更に一歩進めて、３社間での合併に関する「基本合意書」を締結することに至った。
国内消費市場の変化や、それに伴う小売業の再編など、事業環境が変化する中、ＳＣＭによる全体最適化へ向け、中間流通業としての機能強化が求められている。今後、卸売り事業者による合弁により、取引先の変更や物流システムの再構築などが促進されてくると考えられる。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 11:41| 流通
